少数精鋭の粒ぞろい?!ヤングリーグ出身の2018年ドラフト指名選手
神宮大会決勝でチームメイトと抱き合う小郷裕哉(右)
プロ野球のキャンプまで、残り2週間を切った。新人合同自主トレも、連日盛り上がりを見せており、野球シーズンが少しずつ近づいているのが肌で感じるようになってきた。
さて今回は、2018年ドラフト会議で指名された選手の中でヤングリーグ出身の選手を紹介していきたい。中学時代にヤングリーグのチームに所属していた選手は3名。ボーイズリーグやリトルシニアに比べると少ない数字であるが、粒ぞろいであるのがヤングリーグの凄いところだ。それでは早速見ていこう。
楽天1位 辰己涼介 外野手 立命館大 / 神戸三田ドジャース
楽天7位 小郷裕哉 外野手 立正大 / ファイターズ岡山
広島5位 田中法彦 投手 菰野 / 三重川越ヤング
この中で、最も注目されているのは神戸三田ドジャース出身の辰己涼介だろう。走攻守すべてにおいてアマチュアトップレベルの実力を見せ、東北楽天ゴールデンイーグルスに1位で指名された。プロ野球でも、前評判通りの実力を示すことが出来るか注目だ。
また、同じく東北楽天ゴールデンイーグルスに7位で指名された小郷裕哉も、大学屈指の中距離打者として存在感を示した。ファイターズ岡山出身の小郷は、弟の小郷賢人(東海大)と共に大学日本代表選考合宿に召集され、11月の明治神宮大会でも立正大の日本一に大きく貢献した。
ちなみに、東海大で活躍する弟の小郷賢人もファイターズ岡山の出身だ。
広島東洋カープに5位で指名された田中法彦(菰野)は、東海地区を代表する速球派右腕だった。三重川越ヤング出身の田中は、夏初戦では自己最速タイの150キロをマーク。スケールの大きなピッチングが印象的で、次のステージでの活躍が期待される。
以上がヤングリーグ出身のドラフト指名選手だ。冒頭でも述べたように、ボーイズリーグやリトルシニアに比べると少ない数字であるが、少数精鋭の粒ぞろいの顔ぶれとなった。ヤングリーグは2017年も6名のドラフト指名選手を輩出しており、堅実な実績を残している印象だ。
来年は何名の選手が指名されるのか、注目していきたい。
文:編集部
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