「金農感謝」「春夏再桐」創作四字熟語に登場した高校野球ネタ!
今年で29回目を迎える、住友生命「創作四字熟語」の入選作品50編が17日に決まりました。これは、住友生命保険がその年の世相を反映した四字熟語を募集し、発表するイベントで、1990年から行われています。審査員は、歌人の俵万智さん。今年は過去最多となる、1万4209作品の応募があったということです。
その入選50編の中の優秀作品10編に、夏の第100回全国高校野球選手権記念大会を盛り上げた金足農業を表す、「金農感謝(きんのうかんしゃ)」が選ばれました。夏の甲子園、金農ナインに感謝の声が続出したとうのが理由で、モデルとなっている言葉は、「勤労感謝」です。そのために、「かなのう」ではなく、「きんのう」となっています。
その他、「春夏秋冬」をモデルにした、「春夏再桐(しゅんかさいとう)」も入選しました。これはもちろん、大阪桐蔭の史上初2度目の春夏連覇達成を指しています。
そして、「百花繚乱」をモデルにした、「百夏繚乱(ひゃっかりょうらん)」も入選。これは第100回選手権記念大会で、もつれた[stadium]甲子園[/stadium]が多く見られたのが理由です。
住友生命保険が発表した今年の傾向の中には、高校野球の部分についてこう書かれています。
(公開された、今年の傾向より抜粋)
8月、第100回を迎えた全国高校野球選手権には史上最多56校が出場。「百夏繚乱(ひゃっかりょうらん)」でもつれた好試合が多く見られましたが、中でも秋田県勢として103年ぶりに決勝進出した金足農業高校の活躍は目覚ましく、『夢と感動をありがとう』と「金農感謝(きんのうかんしゃ)」のメッセージが多数寄せられました。しかし、そこに立ち塞がった大阪桐蔭高校が「春夏再桐(しゅんかさいとう)」となる史上初2度目の春夏連覇という偉業を成し遂げました。
高校野球から3編も入選したことからも、2018年盛り上がりがよくわかりますね。平成最後の甲子園となる来春の選抜、そして新元号最初の大会となる夏の選手権。来年はどんな言葉が生まれるのか。楽しみですね。
文:松倉 雄太