タイガースカップに才木浩人投手(阪神)が登場!「次は自分が勇気を与える立場に」
メダルを授与する才木浩人投手(阪神タイガーズ)
12月1日に開幕した第14回タイガースカップ2018は、8日に準決勝、決勝の3試合が行われた。閉会式では、阪神タイガーズの才木浩人投手がプレゼンターとして登場し、優勝した紀州由良リトルシニア、準優勝の紀州ボーイズの選手たちに優勝杯やメダルを授与した。
中学時代は軟式野球をやっていた為、硬式野球を見るのは初めてだという才木投手。閉会式後の会見では「凄くレベルが高いと感じました。この年齢からこういうグランド(甲子園球場)で試合ができるというのは、本当に羨ましいですね」と笑顔で語り、硬式野球のレベルの高さに驚いた様子を見せた。
才木投手は、中学時代に参加した野球教室で能見篤史(阪神タイガース)投手に声を掛けられ、そこからプロの世界を志すようになった過去を持っている。能見選手について尋ねられると「僕も能見さんに凄く勇気を与えていただきました。自分もプロ野球選手の立場なので、次は自分が与えられる立場になれればと思います」と力強く語り、野球少年たちの希望となることを強く誓った。
挨拶を行う才木浩人投手(阪神タイガーズ)
また会見の終盤では、FA移籍で阪神への入団が決まった西勇輝投手についても話が及び、才木投手は新たな競争相手への熱い思いも口にした。
「どんどん良いなと思ったところは吸収していきたいですし、自分も負けずに開幕から(ローテーションを)しっかり狙っていきたいと思います」
今シーズンは6勝をマークし、首脳陣からの期待は日増しに高まっている才木投手。新たな「競争相手」であり「教材」でもある西投手の加入を大きなダイナミズムに、ローテーション定着を目指す。
文:栗崎祐太朗