猫背を解消しよう!

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2018.10.05

丸まった姿勢はパフォーマンスに影響を及ぼしやすい。姿勢改善のためのエクササイズを行おう

 何となく背中が丸まっている猫背姿勢が自然になってしまっていることはありませんか? 最近はスマートフォン(スマホ)の画面をのぞき込む姿勢が長くなり、それにともなって頭も前方へと移動するため、首や肩により大きな負担がかかりやすくなっています。
 頭の重さは成人で5㎏ほどあるといわれ、頭の位置が数㎝前方に移動するだけでも首や肩、背中にかけて2~3倍程度の負荷(10~15kg程度)がかかるといわれています。肩こりだけではなく、首の張りや痛み、寝違えや頭痛の原因にもなるといわれ、このような状態が長く続くと首の骨がもつ自然なわん曲(S字カーブ)が失われて、ストレートネックになってしまうこともあります。

 猫背の状態は投球動作にも影響を及ぼします。ボールを投げるたびに投球側の上腕骨頭は動きに合わせて自然と前方移動し、肩が少し前に入って背中が丸まった状態になりやすくなります。背中の丸まった状態でバランスをとろうとすると頭は自然と前方に移動し、猫背の状態が「一番ラク」な姿勢となってしまいます。
 猫背の状態では野球に必要な回旋動作がスムーズに行えません。特に回旋動作に必要な胸椎を十分にひねることができず、他の部位で代償をさせようとするため、わき腹を痛めてしまったり、腰椎を痛めてしまったりといったことが起こります。

 猫背の解消トレーニングとしては主に広背筋や菱形筋などを働かせるためのトレーニングやストレッチが大切です。筋力が不足していても、また筋肉の柔軟性が悪くなっていても背中は丸まりやすくなるからです。また体の前方部分は筋肉の緊張をほぐすためのストレッチを行いましょう。
 大胸筋のストレッチを兼ねて、軽い負荷でダンベルフライを行ったり、自分で肩の前方(大胸筋の付け根部分)をほぐすだけでも頭の位置は後方にシフトします。また腹筋が弱くなっているとやはり体が丸まりやすくなるので、普段の姿勢でも腹筋が姿勢維持に役立つことを意識してみましょう。

 

文:西村 典子
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