冬休みの生活リズムを整える
人の多いところへ出かけることも多いので感染症対策は念入りに
■冬休みの生活リズムを整える
年の瀬も押し迫り、チームでの全体練習がお休みに入るところも多いと思います。学校のある毎日とは生活リズムが違ってくると思いますが、その中でも特に野球選手として心がけたいことを挙げてみたいと思います。
【たまの夜更かし・すぐに生活リズムを戻すこと】
年末を迎えると初詣に出かける、親戚の家に遊びに行く等さまざまな予定があると思います。その中でも気を使って欲しいのが睡眠時間の確保です。たまに夜更かししてしまうこともあると思いますが、それがズルズルと毎日続かないようにしましょう。特に日中に昼寝をするクセがついてしまうと、夜は目が冴えてしまってなかなか寝つけず、結果的にまた夜遅くまで起きてしまうことになります。起床時間をある程度決めておき、その時間にはしっかり起きて身体を動かすようにすると、生活リズムが大きく乱れることはありません。
【自主練習の時間をまず確保する】
遊びの予定や出かける予定などがあると思いますが、一日の中で自主練習を行う時間帯をまずはじめに決めておきましょう。午前中にランニングを行う、出かける前に自重トレーニングを30分行う等、短い時間をあらかじめ「天引き」しておくことで、毎日少しずつ身体を動かすことにつながります。自宅が近いチームメイトと約束してキャッチボールなどを行ってもいいですね。
【食べすぎには気をつけよう】
年末年始はごちそうを食べる機会も多いと思います。好きなものがたくさん並んだ食卓を見ると、ついつい食べすぎてしまいますが、食べた後に動けなくなるほど食べすぎるのは控えておきましょう。胃腸に負担をかけるだけではなく、疲れた身体をますます疲労させ、急性胃腸炎や風邪、インフルエンザなどの感染症を引き起こすリスクが高くなります。
【感染症対策は念入りに】
多くの人が集まるところに出かける機会も多くなり、それだけ感染症にかかるリスクが高くなります。帰宅したときは手洗い・うがいを必ず行うことや、疲れを感じるときは休養を取る、早めに就寝する等、スケジュールの変更も見直すように心がけましょう。体調を崩して休んでしまうと、冬休み前までがんばって積み上げてきたトレーニングや練習の成果が台無しになってしまうことにもなります。
まずは身体のコンディションを一番に考え、その中で楽しむところは楽しむ、やるところはやる、とメリハリをつけて楽しい年末年始を過ごしてくださいね。
文:西村 典子
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