テスト期間の過ごし方を球児向けに徹底解説!こんな工夫もあったのか!?
テスト期間の過ごし方
勉強の合間や前後に運動を取り入れるとより効果的
高校では定期的にテスト週間があり、クラブ活動がお休みになったり、時間を短縮して行われたりといったことがあると思います。そしてこの時期は野球の練習よりも勉強に集中しなければならず、普段の練習量から比べると運動量はやはり落ちてしまうことになります。テスト前やテスト週間の過ごし方について、勉強に支障のない範囲でどのような工夫ができるか考えてみました。
●勉強の前にジョギングを行う
運動をすると全身の血流がよくなることが知られていますが、軽い有酸素運動を行った後に勉強を行うと、運動を行わなかったときに比べて成績がよくなったという研究があります(参考書籍:脳を鍛えるには運動しかない!)。身体がヘトヘトになるほどハードなランニングは避けた方が無難ですが、ほどよくジョギングをすることは脳にとってもよい刺激となり、テスト前の勉強によい影響を与えることが期待できます。
部活のない時期に運動量を補う意味でも、筋持久力、心肺持久力の維持につながると考えられます。
●集中力を保つためのブレイクタイム
集中力の持続には限界があり、長時間勉強を続けているとどうしても効率が悪くなってしまったり、理解能力が低下してしまったりすることが考えられます。勉強が一段落ついたところで軽く歩いたり、運動したりすることは脳をリフレッシュさせることにつながります。たとえば勉強の合間に体幹運動を行うとか、シャドーピッチングや素振りなどを回数を決めて行うといったこともよいでしょう。
短い時間でも野球につながるトレーニングを行うことは可能ですし、テスト勉強で疲れた脳を休めるよい休息(インターバル)となります。
●睡眠時間はしっかり確保する
一夜漬けや徹夜で勉強をするといったことは効率の悪い勉強方法であり、睡眠不足のままテストを迎えてもあまりよい結果が得られないのではないかと思います。よい睡眠はアスリートにとっても体づくりや疲労回復に不可欠なものですので、どうしても勉強時間を確保したいのであれば、夜は早く寝て、朝早く起きることをオススメします。
朝の勉強は通学時間までに終わらなければならない制約があり、こうした限られた時間内での勉強はより集中力がアップすると言われています。勉強と野球の両立は大変ですが、少しでも体力を維持し、テストではよい結果が得られるようにコンディションを整えて臨んでくださいね。
文:西村 典子
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