一体感で勝つ~チームはひとりのために、ひとりはチームの勝利のために

山田陽翔らを育成 近江の名称が語る組織作りの極意

【新刊紹介】
一体感で勝つ~チームはひとりのために、ひとりはチームの勝利のために(竹書房)
著・多賀章仁(近江野球部監督)

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 甲子園の直近3大会で、準優勝一度、ベスト4二度の実績を残すなど、令和、甲子園最多勝となっている近江の指揮官が語る、選手主導型チーム育成論に迫った一冊となっている。

■本文一部抜粋
 「高校野球の指導に携わって40年。近年感じるのは、選手が主体的に考えて野球や日々の練習に取り組むことの重要性だ。「自分は甲子園で、こういう野球がしたい」「それをみんなに浸透させるんだ」という強い意志を持った選手が集団を引っ張っている時のチームは強い。

 そんな精神的支柱のような存在が近江にはかつて何人かいて、それがチームとしての歴史を作り、100回大会以降の甲子園での好結果へとつながっているように思う。

 チームを強くする上で、野球の技術、体力のレベルアップは必須であるが、それと同じくらい、いやそれ以上に選手各々の人間性を磨き、チームの一体感を高めていくことが重要だといえよう。指導者としての経験を積めば積むほど、私はその思いを強くしている――本文より

書籍タイトル:一体感で勝つ~チームはひとりのために、ひとりはチームの勝利のために
著者名:多賀章仁(近江野球部監督)
定価:1,600円+税
発行元:株式会社竹書房