【新刊紹介】元プロ監督・中村良二監督が実践する、天理の自主性指導の極意
天理が実践する選手の自主性の極意とは
【新刊紹介】
選手と距離を置く理由
(株式会社 竹書房)
著・中村良二 天理高校野球部監督
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プロの世界で活躍し、現在天理の指揮官を務める中村良二監督。甲子園でベスト4に二度進出したが、そこには公式戦でほぼノーサインで戦う“天理のびのび野球”があった。
強豪校と知られている天理でも、選手が主役の自主性育成論を大事にしており、事実、中村監督は練習はスタンドから全体を俯瞰し、個別指導もせず、選手を型にはめないという。
そんな中村監督の指導論が構築されるまでの背景や道のりなどを、自身の野球人生とともにまとめられている。
■本文一部抜粋
プロを経験した私が、高校生を指導するうえで大事にしているのは「選手ファースト」であることです。「甲子園に行きたい」、「日本一になりたい」という願望は、あくまでも選手たちのものです。私たち指導者はその思いに寄り添い、全力でサポートをしなければなりません。それが私の考える選手ファーストです。
また、私は公式戦でほとんどサインを出さず、選手たちの思いのままにプレーさせています。しかし、普段の厳しい練習が選手と指導者の野球観をひとつにできていなければ、本番でノーサイン野球、のびのび野球など実践不可能です。
もし、私の夢が叶うまでの過程や、私が天理で現在どのような考えに基づいて高校生を指導しているのかを広く知っていただくことで、多くのみなさんが「前向きに生きるため」のヒントを見出してくれるとしたら。または、後進を指導するうえでの小さなきっかけになるのであれば。私は喜んで自分自身の歩んできた道のりのすべてを曝け出します。
書籍タイトル:『選手と距離を置く理由』
著者名:著・中村良二 天理高校野球部監督
定価:1,800円+税
発行元:株式会社 竹書房