プロ選手も多く使用中!人気ミズノ5DNAの捕球への細かすぎるこだわり
店頭に並ぶミズノプロ 5DNAテクノロジー
2020年より完全新作として全国の店舗に並んでいるミズノプロシリーズの「5DNAテクノロジー(以下、5DNA)」。
これまではプロ野球選手の声を集めて開発してきた手法から、ミズノが契約しているプロ野球選手が実際に使用しているグラブからデータを収集する。これまでとは真逆となる完成形から逆算して開発していく手法で、理想的なキャッチングを実現させる。ここをテーマに企画・開発がされたミズノプロシリーズのグラブ・5DNAは多くのプロ選手のみならずアマチュア球界でも人気が高まっており、グラブ市場をにぎわせている。
そんな人気グラブを詳しく知るべく、球児たちとのかかわりが多い野球専門店へ取材。今回は、日本ハムの2軍本拠地、そして選手寮が所在する千葉県鎌ケ谷市に2016年よりお店を構えている超野球専門店CVへ訪問した。
早速、5DNAの人気を聞くと、「お客様の反応はいいですね。特に2022年モデルの新作が販売されてから人気に拍車がかかって、手に取って見られる方も増えてきました。実際に使ってみても良いグラブなので、良いグラブだと思います」と店長の中村勇太さんは話す。
日本ハムの2軍施設があることもあって、「この前は伊藤大海くん(駒大苫小牧出身)が足を運んでくださったんです」とプロ選手の写真やサインの書かれたコーナーで笑顔を見せる中村さん。店舗に来てくれたお客様だけが知ることのできる情報を伝えられるよう、メーカーの企画担当者に直接会って話を聞いたり、工場に足を運んで自分の目で道具が出来るまでを見るという。
新作グラブを使うのも、その一環であるが、使っていて他メーカーとの違いを、キャッチングにあるという。
「ミズノは多くの選手たちに使ってもらえるように、ウェブ下にポケットを作りやすいタイプのグラブを多く販売している印象です。なので、キャッチングに関しては全般的に扱いやすいデザインですが、2020年から販売されている5DNAは、よりキャッチングが優れていると感じています」
5DNAにはキャッチングのために数多くの機能が搭載されている。そのなかでも中村さんが強く推しているポイントがハイブリッドムートンだ。
「2020年モデルはクッションがむき出しになっているので、フィット感が増しています。
おかげで手の小さい人でも使えますし、使い込んで革が伸びてしまっても手首のホールド感が大きく変わらないので、使いやすいのが特徴です」
上:2022年モデル、下:2020年モデル
ただ、このクッションで好みが分かれることに気が付き、そのほかの改良点も反映させた2022年モデルが販売されている。このモデル変更による細かな変化を中村さんは感じ取っていた。
「薬指の根本あたりの革が浮きにくくなったので、ボールを捕球した際にグラブの中でボールが遊ばないです。また親指の利きが良くなったので、より動かしやすくなりました」
この2つの変化は、ミズノでも行っていたマイナーチェンジに伴う変更点でもあった。
まずは、グラブ内部に当て革と呼ばれる素材を変えたことで、薬指付近の革が浮くことを抑えて、より理想的な捕球が出来るようにした。
さらに、ミズノの「ランバードマーク」の位置を2022年モデルでは、手首のほうへずらした。これに親指を動かす際、ロゴで引っかかることがなくスムーズに思うような使い方ができるようになり、より理想の捕球へ近づいたのだ。
中村勇太店長
普段の接客から「購入する選手が上手くなれるような道具を勧める」ことを大事にされているという中村さん。特にグラブへの愛情は強く、接客するときは大きさのみならずプレースタイルなど、パーソナルな部分までヒアリングして、最適な提案をし続ける。
また陳列1つとっても壁面に1つずつ見やすく配置。さらに店舗オリジナルのグラブも販売するなど、愛情は凄まじい。だからこそ他メーカーにはない5DNAの良さ。2022年モデルに変更してグレードアップした点も分かったのだろう。
中村さんも好評する5DNAは2020年、そして2022年モデルの両方が引き続き店頭に並んでいる。年末年始で道具を買い替えようと考えている球児は、一度考えてみてはどうだろうか。
ミズノプロ 5DNAテクノロジー特集はこちら!
商品情報(https://www.mizuno.jp/baseball/products/5DNA/)
君もお店に行ってみよう!
超野球専門店CV
住所:〒273-0103 千葉県鎌ケ谷市丸山1-1-11
アクセス:東武アーバンパークライン「鎌ヶ谷」 徒歩16分
営業時間:平日 11:00-21:00 土日祝祭日 10:00-20:00
※定休日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日に振替)
https://www.spcv.jp/