近年で野球界はトレンドが大きく変化した。フライボール革命、ピッチトンネル理論、高速変化球などの戦術面や技術論。さらには戦術、技術だけではなく白スパイク、ブロンドカラーのグラブなど用具も大きく変化した。その変化の一端は、バックも当てはまっている。

 少し前までは肩にかけるショルダーバック、いわゆるセカンドバックが主流で多くのチームで使われてきた。しかし、19日から開幕していたセンバツをはじめ、近年の高校野球を見ていると、バックパックを採用しているチームが多くなった印象がある。

 この変化について、スポーツメーカーのミズノに話を聞いてみたところ、2016年にドラフト注目選手が使っていたことにより人気に火が付き、そこからバックパックがメインになり始めたとのこと。スマートフォンの普及も受けて、両手を空けるためにも40リットルほどの大きさで、見た目もあまり光沢のないようなバックパックを背負うようになったという。

 またデザインだけではなく、機能面でもバックパックには求められていることは多い。エルボーガードやフットガードといった道具を付けられるようにしたり、消臭スプレーなどをしまうポケットを外付けするなど、バック1つで様々な道具をしまえるように多様な機能が搭載されている。

 そうすると、必然的にバックの重さは増していくが、ミズノが今春から発売したバックは、その問題を解決すべく、ショルダーベルトに工夫を凝らしているという。『スプリットストラップショルダー』と呼ばれる、ベルトに切り込みを入れることで、体にフィットさせつつ、重さを分散させているというものだ。

 新年度を迎え、道具を一新するチームも増えていると思うが、今回をきっかけにバックパックを採用するのもいいのではないだろうか。