上質な佐賀県の和牛を使用した、使い心地の良いグラブ 「thank(サンク)」
佐賀牛を使ったサンクのグラブ
佐賀県産の和牛使用したグラブが登場したことをご存じだろうか。
上質な佐賀県の和牛を使用した、使い心地の良いグラブが今、にわかに注目を集めている。そのグラブが「thank(サンク)」だ。
開発したのは元プロ野球選手であり、引退後は徳島インディゴソックスや台湾のプロ野球チームである統一セブンイレブン・ライオンズなどで監督を務めた経験もある中島輝士氏だ。
中島氏は、2016年まで四国アイランドリーグPlusの徳島インディゴソックスで監督を務め、退任後は韓国渡り、韓国プロ野球・ハンファ・イーグルスの打撃コーチに就任。
翌年に打撃コーチを退任し、今年の1月から本格的にサンクの開発に着手した。
中島氏はサンクを立ち上げたきっかけに、グラブメーカーの株式会社ATOMS代表の岡田茂雄代表の存在があったことを明かす。
「去年、野球から離れた時に『ATOMS(アトムズ)』の岡田社長に『中島さんのオリジナルグラグを作ったらどうですか』と言われました。
その時はまさか、本当に自分がグラブを作ることになるとは思ってもいませんでしたが、始まりはその言葉でした」
そこから中島氏がオリジナルグラブの開発を決意した背景には、近年のグラブの質が落ちてきていると感じたことがある。
中島氏が現役時代は、「グラブは一生もの」と言われており、名手と呼ばれる選手たち皆、一つのグラブを修理しながら10年、20年と使っていた。だが近年、グラブは革の品質が落ちたせいか長持ちしなくなっており、子どもたちもすぐにグラブを買い換えようとする傾向がある。
そんな流れを感じ取った中島氏は、長く使えて革の質が高いグラブを自らの手で作りたいと考えるようになったのだ。
開発者の中島輝士氏
「そこで考えたのが、『佐賀牛』です。私は佐賀出身で、佐賀県には『佐賀牛』といういい和牛がいます。それをグラブとして製品にならないかと考え、1月から試行錯誤を始めました」
スタートしてからここまで2種類のグラブを開発しており、試行錯誤はまだ続いていると話す中島氏だが、その志は高い。将来的は、海外にも進出も目指していきたいと熱く語る。
「『ATOMS』の岡田社長にも、佐賀の和牛は良いアイデアですよと言っていただきました。いずれは韓国や台湾にも持って行こうと思ってるいますし、日本でも少しでも広げていけたらいいなと思っています。
そのためには、まずはいいものを作らないことには話にならないので、そこを目指してやっています」
韓国や台湾のプロ野球で指導者を経験した、中島氏ならではの志だ。佐賀の和牛が使用した「サンク」が、日本中で認知される日は近いかもしれない。
◆サンクの公式サイトはコチラ◆
THANK(サンク)オフィシャルサイト 中島輝士プロデュース