
大分・柳ヶ浦高校からプロの世界に身を投じ、12年目での大きな決断だ。ハマのエースから、伝統球団の大黒柱を目指し新たな一歩を踏み出した山口俊。6月14日、移籍初登板を果たし、福岡ソフトバンク相手に好投を見せる山口。ストレートにこだわりを見せる右腕の相棒は「ザナックス」のグラブである。
馴染みやすい相棒「ザナックス」のグラブ
――ザナックスの2017年のテーマは「make the Dif・fer・ence“違い”を創れ」。山口投手にも「違いを創る」ために普段の練習から心がけていることがある。それは……。
山口 俊投手(以下、山口):何事も「1」を大切にしています。例えば、キャッチボールの一球目にしても、やっぱりその一球目を大事にしないと、どんどん悪いクセが付いてしまうと思うんです。たかが一球って思われるかもしれませんが、されど一球なので。準備運動のアップにしても同じで、最初の一歩を重視してしっかりと動く。トレーニングに取り組むうえで初めが肝心ですから最初の行動を意識して、スタートを大切にしています。
――また、高校時代からプロに入ることを目標にしていたという山口投手。そのために大事にしていたのは、日々の練習だ。
山口:練習はすればするほど自信が付きますし、逆に練習していなければいざというときに不安になってしまう。その大事な場面がいつどこで訪れるのかは分からないですけど、どんな時も自信を持ってプレーできるのは練習のおかげなのだと思います。それに、きちんと練習をしていれば、たとえ打たれてしまったとしても次への課題が見つかるはず。だから、高校時代は一つひとつの練習に対して「自分を磨くためにやるんだ」と意識していましたね。
――投手の分業制が進むなか、昨シーズンは両リーグトップの5完投。エースとしての存在感を示した。
山口:僕の先発投手としての理想は、最初から最後まで27個のアウトをすべて取ること。だから、完投に対する思いは強いですね。そのために意識しているのは、シーズン中は中5日か6日というルーティーンになるので、完投しようが、早い回でノックアウトを食らおうが、一週間を毎日同じリズムで過ごして、毎回同じリズムでマウンドに立てるようにしっかりと準備をしておくことです。そして、今シーズンに関してはストレートにこだわっていきたいですね。やっぱりストレートは原点ですから、このボールがしっかり投げられないと他の球種も活きてこないので、ストレートのキレを意識して投げていきたいです。
――投球時は左の壁を大事にしているという山口投手。グラブにもこだわりがある。
山口:ボールを投げる時は右腕を振るという感覚はなくて、しっかりと下半身から連動していって、その流れの最後に右腕が自然に振れるという感じなんです。この時、バランスをとるために左手で壁を作ることが大切なのですが、グラブが重たいと余計な力が入ってしまうんですね。僕はなるべく「素手に近い感覚」で投げたいので、グラブは軽めのものを使っているんですが、ザナックスのグラブは使えば使うほど本当に馴染んでくるんです。革も丈夫ですし、ぜひ、手にする機会があったら大事に使って、自分の形にしてもらえたらなと思います。
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