本日プロ野球開幕!注目の開幕投手はセンバツのマウンド経験者ばかり?!注目は・・・大谷・菊池・涌井だ!
左から涌井秀章、菊池雄星、大谷翔平
本日プロ野球開幕!!開幕投手の中から、春のセンバツを経験して、最後の夏にスケールアップした涌井、菊池、大谷に注目だ!
いよいよ3月25日、セ・リーグ、パ・リーグともにペナントレースが開幕!!注目は、今年の開幕投手たちだ。
【セ・リーグ】
・小川泰弘(東京ヤクルトスワローズ)
・菅野 智之(読売ジャイアンツ)
・メッセンジャー(阪神タイガース)
・ジョンソン(広島東洋カープ)
・大野雄大(中日ドラゴンズ)
・井納 翔一(横浜DeNAベイスターズ)
【パ・リーグ】
・攝津正(福岡ソフトバンクホークス)
・大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ)
・涌井秀章(千葉ロッテマリーンズ)
・菊池雄星(埼玉西武ライオンズ)
・金子千尋(オリックスバファローズ)
・則本 昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
セ・リーグで今季、注目の開幕投手は巨人・菅野。入団3年から3年連続で二桁勝利を挙げた菅野は、昨シーズンは防御率1.95を記録。今年は近年でも最も調子が良いと語っており、開幕戦での投球が楽しみだ。
また、小川は、昨季11勝をマークし、東京ヤクルトの優勝に貢献。連覇を狙う東京ヤクルトにとってからすれば、今年も大車輪の活躍をしなければならない選手だろう。
パ・リーグで特筆すべき投手はまずは、大谷。昨年、投手タイトル3冠を達成。今年は二刀流としてより活躍が期待される。菊池は昨季9勝を上げ、今年こそ初の10勝以上を上げることができるか注目される。涌井は15勝を挙げ、最多勝を獲得。かつての輝きを取り戻し、今年も千葉ロッテのエースとして期待がかかる。
さて今回は、現在、選抜期間中ということもあり、開幕投手陣の中で、センバツのマウンドに立った選手に焦点を当ててみたい。ちなみに、上記の開幕投手の顔ぶれのうち、高校時代にセンバツで登板したのは、小川、大野、摂津、大谷、涌井、菊池、金子の7名だ。
2003年春のセンバツには、当時横浜高校の涌井が登場する。この時は、1学年上の成瀬善久(東京ヤクルトスワローズ)とともに二枚看板として登板し、決勝まで駒を進めた。
決勝では広島広陵に打ち込まれ敗れるも、準優勝に輝いた。
2年夏、3年春と甲子園に出場できなかった涌井だが、3年夏には、甲子園に戻ってくると、1回戦の報徳学園戦では10奪三振の好投で完投。2回戦の京都外大西戦では延長11回を投げ、14奪三振、無失点の快投を披露。3回戦では明徳義塾と対戦し、5失点しながらも12三振を奪い、準々決勝進出を決める。さらに、準々決勝では駒大苫小牧に敗れたが、コンスタントに140キロ台後半の速球を計測し、終盤になっても、140キロ台の速球を計測するタフネスぶりを示すなど、大きく成長した姿を見せた。
また当時、成章のエースだった小川は2008年のセンバツ大会で21世紀枠として出場。
菊池は、2009年のセンバツに出場し、初戦の鵡川戦で9回一死まで無安打の快投。2安打完封勝利を挙げると、さらに2回戦では強豪・明豊を破り、ベスト8進出。菊池の快投は続き、甲子園決勝まで勝ち進んだ。左腕から140キロ後半の速球、キレ味鋭いスライダーで次々と空振りを奪っていく投球はスカウトから高く評価を受け、甲子園準優勝投手となった菊池に多くの球団が1位候補と挙げた。
その後、夏の甲子園でも、さらにスケールアップした菊池は、春よりもスピードアップした150キロ台のストレートを魅せるなど、数々の強豪を破り、ベスト4まで進出している。
大谷もまた、2012年のドラフトの目玉としてセンバツ大会に出場。初戦では、いきなり剛腕・藤浪晋太郎擁する大阪桐蔭の対戦が決まり、大きく盛り上がった。先発した大谷は12三振を奪うも、11四死球、9失点の大乱調で初戦敗退。悔しい結果に終わった。だが大谷は敗れた後でもすぐに気持ちを切り替えて、夏へ向かって取り組み、夏の岩手大会準決勝では最速160キロを計測している。
過去に多くの好投手を生み出している春のセンバツ大会は、今年はどんなニューヒーローが現れるのか。今日で1回戦が終わり、これから2回戦へと突入していく。
そして、プロ野球界でもいよいよ待ちに待ったシーズンが開幕!かつて、甲子園を沸かせた球児たちがその後、大きく成長し、開幕投手としてそれぞれのマウンドに立つ。開幕戦の投球はもちろん、一年通して、チームの柱としてどんなピッチングをみせてくれるか、楽しみだ。