エルゴメーターで自分を追い込め!全国マシンローイング大会 近畿大会開催!
全国マシンローイング大会 近畿大会の様子
全国マシンローイング大会 近畿大会開催!エルゴメーターのタイムを競え!
瞬発力と持久力を短時間で同時に鍛えられるエルゴメーター。元々はボート部のトレーニング機材として全国に広まってきたが、今や野球部でも導入しているチームは増えてきた。このオフシーズンのトレーニングメニューに、エルゴメーターが組み込まれているチームも多いのではないだろうか?
そんなエルゴメーター(マシンローイング)の大会が毎年開催されているのをご存知だろうか。今年も1月17日に、滋賀県大津市で全国マシンローイング近畿大会が開催された。
今大会、注目を集めた参加者を紹介しよう。一人目は、高校生に混じって参加した女子中学生。岡山ジュニアローイングクラブに所属する竹内 麻里奈さんだ。竹内さんは、父親の影響で幼稚園の頃からボートを始め、中学3年生にしてすでに2000mで8分を切るタイムを残している。
また、大学にも2000mで6分18秒というとてつもない記録を叩き出した期待の新星がいる。立命館大学1年の福田 将選手は愛知の名門・中京大中京出身の元高校球児。ボート部入部は昨年の6月なので本格的に漕ぎ始めてまだ半年くらいだが、このタイムは大学生のみならず一般男子まで含めても日本でベスト3に入るほどだ。
1年半前まで高校球児として白球を追っていた福田は、
「エルゴメーターはずっと同じ動きでしんどいと思いますけど、自分に返ってくるものもあるので粘り強く頑張って漕ぎ続けていきたい」と話す。今でこそ日本トップクラスの実力を誇る福田だが、入部当初のタイムは7分ジャスト。新入生6人の内2位だった。
それからは練習でも1位だった選手の隣に座り、同期のライバルが全ての練習を終えるとそれにプラスしたメニューを自分に課した。その成果はすぐに現れる。7月の計測では6分40秒をマーク。部で最も速い先輩にほぼ肩を並べ、そのさらに5ヶ月後、部の先輩達だけでなく日本のトップ選手達さえもごぼう抜きにしてしまった。高校時代に野球部で体を鍛えていたことがプラスに働いたのは間違いないだろう。ただ、きついエルゴメーターで追い込んだ練習はウソをつかない。
そんなエルゴメーターを用いた球児にオススメのメニューとはどんなものだろうか?
野球は持久力よりも瞬発力が要求されるスポーツ。それだけに長い距離を漕ぐよりもインターバル系のトレーニングが球児向けといえるだろう。例えば40秒全力、20秒レスト(惰性でゆっくり漕ぐ)を10本行えば、時間にしてわずか10分で限界まで鍛えられる。
これに同調したのが近畿大会高校男子の部で自己ベストを更新し優勝した膳所の大平 悠人選手(2年)。冬のトレーニングに挑む球児たちにこんなメッセージをもらった。
「瞬発力を鍛えるなら高いレートで。しんどくても気合で乗り切って下さい!」
競技は違えど、アスリートにとって、効率的なトレーニングができるエルゴメーター。シーズンを通じて鍛えることができるが、ぜひこのオフシーズンに正しい漕ぎ方を身につけて、ハイ記録を打ち立てみよう。
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