【新刊紹介】ああ栄冠は君に輝く〜加賀大介物語~ 知られざる「全国高校野球大会歌」誕生秘話(手束 仁・著)
【新刊紹介】
ああ栄冠は君に輝く〜加賀大介物語~ 知られざる「全国高校野球大会歌」誕生秘話
(双葉社)
手束 仁
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【書籍紹介】
甲子園の歴史は野球の歴史だけではありません。皆さんが一度は耳にしたことがある、大会歌「栄冠は君に輝く」。この大会歌をめぐる歴史も甲子園100年の歴史を読み解く一つの鍵をなることでしょう。「栄冠は君に輝く」に込められた真の思いとは何か。真意を探るには、謎に包まれた作詞者である加賀 大介氏の人生を見てみる必要があった。加賀氏と松井 秀喜氏との意外な宿縁など、普段は知り得ない角度から甲子園100年の歴史を考える傑作です!
■主なあらずじ
真夏の球宴、夏の風物詩ともいわれている全国高校野球。一九一五(大正四)年に初の全国大会が開催されて以来、百年の歳月を経ようとしている。そして、高校野球は、野球ファンだけではなく、国民的な関心事として毎年盛り上がっている。それは、一つの日本の文化といっても過言ではない。
そして、その大会歌として歌われている「栄冠は君に輝く」は、多くの人の耳に馴染んでいる曲である。この大会歌が制定されたのは、戦後の学制改革で、中等学校野球優勝大会が高校野球選手権大会となった一九四八(昭和二十三)年である。折しも、全国高校野球大会は第三〇回大会となり、その記念として大会歌が公募で選ばれた。
ところが、この歌は第五〇回記念大会を迎えたときに、突然作詞者名が変更されて発表された。
それは、本当の作詞者だった加賀大介が妻の名を名乗って応募していたことが明らかになったからであった。
この「本当の作詞者」加賀大介とは何者か。歌のイメージと違い、実は屈折した人生を送った加賀と、松井秀喜との不思議な宿縁、また、「土」というキーワードがつなぐ加賀の思いと球児たちの思い……。
加賀大介の人生を解きほぐすことで見えてくる甲子園球史。
書籍タイトル:『ああ栄冠は君に輝く〜加賀大介物語~ 知られざる全国高校野球大会歌誕生秘話』
著者名:手束 仁
定価:1400円+税
発行元:双葉社