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【株式会社アシックス】グラブ作り体験や野球教室などの野球イベントを開催

2013.02.13

【株式会社アシックス】グラブ作り体験や野球教室などの野球イベントを開催 | 高校野球ドットコム

【講師として参加した鈴木選手と渡辺選手と少年野球の選手達】

都内で野球教室を開催

 株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)は、東日本大震災で被災した子どもたちの継続支援活動「A Bright Tomorrow Through Sport あしたへ、スポーツとともに」の一環として、1月19日から2日間にわたってグラブ作り体験、野球教室を都内で開催した。この活動はアシックスのCSR(社会貢献活動)の一環で、震災直後からというスローガンをもとに被災地へ支援活動を開始した。
 支援活動は主に4つある。

商品提供プログラム(震災孤児となった子どもたちが満19歳までアシックス商品を提供)
スポーツ選手訪問プログラム
被災地での健康運動指導プログラム
被災地の子どもたちを神戸のアシックススポーツミュージアム、スポーツ工学研究所などに招待する神戸招待プログラム
 アシックスはスポーツを通して、元気になってもらいたい、再び人々とつながりを深めてほしいという思いで開催したイベントは、これまで被災地の子どもたちを対象だけではなく、大人の方を対象にバスケットボール、グラウンドゴルフ大会など数々のスポーツイベントを実施してきた。今回は初めての野球のイベントで、宮城県の少年野球4チームに所属する小学4年生から6年生の総勢42名を招いた。アシックスのCSRの責任者である吉川美奈子氏に今回のイベントの趣旨について伺った。

「東北地方はスポーツをやる場所が少なく、合流して試合をやるのは難しい状況でした。子どもたちはスポーツをやることで、目をキラキラさせるんです。プロ野球選手が講師となる野球教室をやることで、イキイキとして、スポーツ選手になりたいという夢を持って、スポーツを続けていくことが地元を元気にさせると思い、少年野球チームの皆様に来て頂きました」

 憧れであるプロ野球選手が講師となる野球教室に参加することで、より野球が好きになってもらいたい。そんな願いを込めて子どもたちを招いたイベント。

 まず1日目は道具に対する愛着や大切さを学んでもらおうと、グラブ作りを実施。アシックスのスタッフとともに、子どもたちは興味を持ってグラブ作りを行った。そして翌日、子どもたちは前日に作ったグラブを持参し、野球教室に臨んだ。この日の野球教室の講師は、巨人の鈴木尚広選手と、横浜DeNAの渡辺直人選手。鈴木選手は、福島県の相馬高校出身、渡辺選手は前所属が東北楽天ゴールデンイーグルスと、東北に縁あるプレイヤーである。
 まずは基礎的なストレッチから始まり、キャッチボールではボールの握り方、ステップなど丁寧に教えた後、ノックに入る。ノックでは、二手に分かれて、内野手の渡辺選手は実際に動いて手本を示すと、子どもたちは渡辺選手のフィールディングを食い入る様に見つめていた。鈴木選手は外野手として、目の切り方、打球の追い方を指導。鈴木選手も実際に手本を示しながら、子どもたちに外野手のイロハを教え込んだ。

 次に打撃の時間では、両選手ともにバットスイングを披露し、下半身の重要性を説いた。参加した少年野球チームの主将が代表して、スイングを行い、両選手がアドバイスも送る場面も。最後の走塁指導では、走塁のスペシャリストである両選手がリードの取り方、加速の仕方、重心移動などを伝えた。
  約1時間半の野球教室を終えたあと、鈴木選手は「野球でもなんでもそうですが、継続することが大事です。今日教わったことを理解して、自分の練習に役立たせてください」と継続の重要性を子供たちに話した。
 渡辺選手は、「野球が上手くなるためには、野球が楽しい、好きであることが一番うまくなる要因です。野球ができることが当たり前ではなく、野球ができることが幸せなんだと感じて野球をやってほしいと思います」と子供たちにメッセージを送った。

 イベント後、吉川氏に今回のイベントについての感想を伺った。

「今回は初めての野球のイベントとなりましたが、子供たちは目を輝かせながら取り組んでおりました。もちろん、野球以外のイベントでも、子どもたちだけではなく、大人の方も目をキラキラにさせる姿をみてきました。スポーツによって明日に向かって頑張る姿が私たちにも伝わって、スローガンの『あしたへ、スポーツとともに』が具現化できていると感じます。その姿が私たちにとっても励みになりますし、今後もアシックスは支援活動を継続して行なっていきます」

 アシックスは、輝く明日を目指して、今後も被災地へ向けての支援活動を継続していく。

【株式会社アシックス】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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