上田耕晟、石川瑛貴、山北一颯

 今センバツに31回目の出場となる東邦(愛知)のベンチ入り予定選手のうち3人が、父もしくは兄が中日と関わりがある。

 主将の石川 瑛貴内野手(3年)の兄は19年のセンバツ優勝に貢献したスラッガー・石川 昂弥内野手だ。兄と同じくスラッガーで、顔立ちはよく似ている。フォローが大きな打撃を見ると、期待したくなる。

 山北 一颯投手(3年)は、元中日の大型左腕として活躍した山北 茂利氏を父に持つ大型右腕で、191センチの父同様、山北も189センチを誇り、直球も140キロを超えており、神宮大会でも登板した。山北氏は昨年12月に行われたNPBジュニアトーナメントで、中日Jr.の監督を務めた。

 そして、センターを守る上田 耕晟外野手(3年)の父は、松商学園(長野)時代にセンバツ準優勝を経験し、日本ハム、中日で走攻守三拍子揃った外野手として活躍し、現在は中日の2軍打撃コーチを務める上田 佳範氏だ。

 この3人、父や兄とプレースタイル、選手のタイプがよく似ている。石川はスラッガーで、山北は大型投手、上田は俊足巧打のセンターと、今年の東邦には欠かせない戦力へ成長している。果たしてセンバツ初戦から活躍できるか注目だ。