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敦賀気比からは多くのプロ野球選手が誕生、吉田はメジャー挑戦

2023.02.08

敦賀気比からは多くのプロ野球選手が誕生、吉田はメジャー挑戦 | 高校野球ドットコム
吉田正尚

 第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。今大会は記念大会で従来より4校多い36校が出場するが、出場校のOBにはプロ野球選手も数多い。

 北信越地区からは北陸敦賀気比の福井県勢が選出された。

 福井県大会では3位だったものの、北信越大会を制した北陸のOBでは巨人・鍬原 拓也投手(北陸→中央大→2017年巨人1位)が唯一の現役プレーヤーとなる。

 鍬原は昨シーズンキャリアハイとなる49試合に登板。3勝2敗、13ホールドをマークするも防御率は5.16と不本意な数字に終わった。今春季キャンプも2軍スタート。中継ぎ陣の競争を勝ち抜き、開幕1軍の座をつかみ取りたいところ。

 敦賀気比は多くの選手を輩出している。現役選手では、今シーズンから海を渡りレッドソックスでメジャーリーグに挑むことになった吉田 正尚外野手(敦賀気比→青山学院大→2015年オリックス1位)が最高峰。5年連続打率3割以上で2年連続首位打者を獲得した吉田が、どれだけの成績を残してくれるか楽しみだ。

 NPBでは西川 龍馬外野手(敦賀気比→王子→2015年広島5位)が初の規定3割を目指す。ルーキーイヤーから安定した打撃を見せ通算打率.298(2307打数688安打)のヒットメーカーだが、規定打席に到達した2019年と2021年はいずれも打率3割に届かなかった。

 昨シーズンは97試合で打率.315(390打数123安打)の好成績を残しており、規定3割を打つ力は十分にある。今シーズンこそ達成したいところ。

 投手陣では山﨑 颯一郎投手(敦賀気比→2016年オリックス6位)が、昨シーズン終盤から中継ぎとして大ブレークを果たした。オフシーズンには侍ジャパンにも選ばれたほど。今シーズンは勝ちパターンの座を勝ち取ることが目標となる。

 その他ではオリックス・山田 修義投手(敦賀気比→2009年オリックス3位)、西武・平沼 翔太内野手(敦賀気比→2015年日本ハム4位)、広島・木下 元秀外野手(敦賀気比→2019年広島育成2位)、西武・長谷川 信哉内野手(敦賀気比→2020年西武育成2位)、巨人・笠島 尚樹投手(敦賀気比→2020年巨人育成3位)、広島・前川 誠太内野手(敦賀気比→2021年広島2位)が現役でプレーしている。

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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