左から井坪 陽生、浅野 翔吾、金田 優太、山下 恭吾

 中学球児の憧れである「U-15代表」。この経験者の多くが強豪校へ進むが、高卒でNPBへ進むのはかなり少数派なことが分かる。

 今年、卒業する高校3年生は、2019年の第10回 BFA U15アジア選手権(軟式)、U-15 アジアチャレンジマッチ2019(硬式)の2大会に出場した。

 軟式からは浅野 翔吾外野手(高松商)が巨人1位指名、金田 優太内野手(浦和学院)がロッテ5位指名、山下 恭吾内野手(福岡大大濠)がソフトバンク育成2位指名を受け、硬式から井坪 陽生外野手(関東一)が阪神3位指名と、全員が野手だった。

 いずれもスケールの大きい野手ばかり。世代を代表する選手に相応しい活躍を見せてほしいし、プロ入りしない選手も明治大を筆頭に強豪大で続ける選手がいる。入学からコロナ禍もあり、大変な歩みがあった世代であったが、硬式、軟式ともに優秀な世代だったことがうかがえる。ぜひ卒業後も活躍してほしい。

(記事=河嶋 宗一