
智辯和歌山
一覧
・出場36校
・注目選手リスト
・各地区大会の上位進出校
・各地区の21世紀枠推薦校
・各地区大会の勝ち上がり
第95回記念大会となる23年センバツの出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
昨年秋の近畿大会でベスト4入りした智辯和歌山(和歌山)が、大会が中止となってしまった20年以来、3年ぶり15度目のセンバツ出場を決めた。過去の主なセンバツ成績は以下の通り。
★1985年
1回戦:●1対3 駒大岩見沢(北海道)
★1994年1回戦:〇8対4 秋田(秋田)
2回戦:〇10対2 横浜(神奈川)
準々決勝:〇6対5 宇和島東(愛媛)
準決勝:〇5対4 PL学園(大阪)
決勝:〇7対5 常総学院(茨城)
★1996年
1回戦:〇3対0 鵬翔(宮崎)
2回戦:〇4対3 沖縄水産(沖縄)
準々決勝:〇3対0 国士舘(東京)
※延長13回
準決勝:〇4対2 高陽東(広島)
決勝:●3対6 鹿児島実(鹿児島)
★2000年
1回戦:〇20対8 丸亀(香川)
2回戦:〇9対6 国士舘(東京)
準々決勝:〇1対0 柳川(福岡)
準決勝:〇10対2 國學院栃木(栃木)
決勝:●2対4 東海大相模(神奈川)
★2018年
2回戦:〇4対2 富山商(富山)
3回戦:〇7対4 國學院栃木(栃木)
準々決勝:〇11対10 創成館(長崎)
※延長10回サヨナラ
準決勝:〇12対10 東海大相模(神奈川)
※延長10回
決勝:●2対5 大阪桐蔭(大阪)
春夏通じて初の甲子園となったセンバツ初出場が1985年。初戦敗退で智辯和歌山の歴史がスタートした。センバツ初勝利は1994年。この年に一気に強さが爆発する。
1994年は優勝まで上り詰めた。2回戦から横浜、宇和島東、PL学園と破り、最後は常総学院に競り勝った。自慢の打力を生かし先行逃げ切りゲームを得意としたが、宇和島東戦は9回に4点差をひっくり返す粘りをみせ、決勝では6回にあざやかな逆転劇を見せての初優勝だった。
しかし、その後、3度決勝に進んだが2度目の優勝には届いていない。96年は鹿児島実、00年は東海大相模と、ともに初優勝を献上してしまう形となった。18年は春夏連覇を達成した大阪桐蔭の壁を破ることができずに準優勝に終わっている。
数々のOBをプロ野球に送り出している強豪。今年もドラフト候補生を擁し「打倒大阪桐蔭」を掲げ、センバツ2回目の頂点に挑む。