
歓喜の輪を作る大阪桐蔭ナイン 東京スポーツ:アフロ
一覧
・出場36校
・注目選手リスト
・各地区大会の上位進出校
・各地区の21世紀枠推薦校
・各地区大会の勝ち上がり
第95回記念大会となる23年センバツの出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
昨年秋の近畿大会で優勝した大阪桐蔭(大阪)は4年連続14度目のセンバツ出場となった。昨年秋の明治神宮大会も制した優勝候補筆頭は、史上初2度目のセンバツ連覇に挑む。過去の主なセンバツ成績は以下の通り。
★1991年
1回戦:〇10対0 仙台育英(宮城)
2回戦:〇6対4 箕島(和歌山)
準々決勝:●0対3 松商学園(長野)
★2012年
1回戦:〇9対2 花巻東(岩手)
2回戦:〇5対3 九州学院(熊本)
準々決勝:〇3対2 浦和学院(埼玉)
準決勝:〇3対1 健大高崎(群馬)
決勝:〇7対3 光星学院(現・八戸学院光星=青森)
★2017年
1回戦:〇11対0 宇部鴻城(山口)
2回戦:〇11対8 静岡(静岡)
準々決勝:〇4対2 東海大福岡(福岡)
準決勝:〇2対1 秀岳館(熊本)
決勝:〇8対3 履正社(大阪)
★2018年
2回戦:〇14対2 伊万里(佐賀)
3回戦:〇5対1 明秀日立(茨城)
準々決勝:〇19対0 花巻東(岩手)
準決勝:〇3対2 三重(三重)
※延長12回サヨナラ
決勝:〇5対2 智辯和歌山(和歌山)
★2022年
1回戦:〇3対1 鳴門(徳島)
2回戦:(不戦勝)広島商(広島)
準々決勝:〇17対0 市立和歌山(和歌山)
準決勝:〇13対4 國學院久我山(東京)
決勝:〇18対1 近江(滋賀)
センバツ初出場は1991年。初戦は昨年夏に甲子園を制した仙台育英と対戦して圧勝している。この年8強に進み、夏甲子園では初出場初優勝を遂げた。
2012年は今年からメジャーに挑戦する右腕、藤浪 晋太郎投手を擁して春夏連覇を成し遂げた年だった。花巻東、九州学院、浦和学院、健大高崎、そして光星学院と並み居る強豪を破っての堂々のセンバツ初優勝で、大阪桐蔭黄金時代到来を告げる大会でもあった。
2017、2018年は根尾 昂内野手(中日)、藤原 恭大外野手(ロッテ)を軸にしたチームを作り、初のセンバツ連覇を果たす。決勝の相手は大阪勢、和歌山勢と、ともに近畿勢対決。大阪桐蔭だけでなく、近畿勢が全国トップを占めていくようになる。18年は夏も制して2度目の春夏連覇を達成した。
昨年のセンバツは記憶にも新しいが、圧倒的な力を誇って優勝した。初戦こそ3得点だが、準々決勝からの3試合はすべて2ケタ得点で計48得点。1試合平均16点という驚異の攻撃力を誇った。
センバツ通算では30勝8敗、勝率は.789で、優勝は4回。昨年のメンバーでもある前田 悠伍投手(2年)が主将となり、今年は史上初2度目の連覇と、東邦(愛知)と並ぶ最多タイの5回目の優勝に挑む。投打に圧倒する戦いができるか。今年も「TOIN」が大会の主役を演じる。