延長戦を制して挨拶に並ぶ氷見

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 第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。今大会は記念大会で従来より4校多い36校が出場するが、出場校のOBにはプロ野球選手も数多い。

 21世紀枠は記念大会でも例年通り3校の選出となった。今大会は氷見(富山)、城東(徳島)、石橋(栃木)がそれぞれ出場する。

 この3校のなかで唯一、ドラフト指名選手を輩出しているのが徳島県の城東で、元広島の武内 久士投手だ。城東時代に春夏を通じて甲子園への出場はなかった。その後、法政大へ進学し日本代表にも選出され2009年ドラフト3位指名で広島に入団する。

 1年目から5試合に登板するも、2年目と3年目は1軍登板なし。4年目に5試合(先発3試合)で0勝1敗、防御率3.94の成績を残すも1軍に定着することはできずに2015年限りで現役を引退した。

 富山県の氷見と栃木県の石橋からはドラフト指名選手は生まれていないが、氷見からはドラフト制以前に扇原 修投手(巨人)がプロ入りを果たしている。1965年から1969年まで在籍するも1軍での登板機会はなかった。

 21世紀枠の出場校からプロ入りして活躍しているのは、現在ヤクルトで活躍する小川 泰弘投手(成章→創価大→2012年ヤクルト2位)。成章(愛知)時代に2008年の第80回大会に21世紀枠として出場し、後にプロ入り。新人王を受賞するなど、1年目から活躍しチームの柱となった。

 その他には横山 雄哉投手(山形中央→新日鐵住金鹿島→2014年阪神1位)などが21世紀枠で甲子園に出場し、その後プロ野球選手となっている。

 人数こそ少ないものの、21世紀枠からも将来のプロ野球選手は誕生してきた。今回出場する3校から、未来のプロ野球選手が誕生するのだろうか。

(記事:勝田 聡)