健大高崎ナイン

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【最注目】第95回記念センバツの「BIG4」は?

 第95回記念大会となる23年センバツ出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。

 昨年の秋季関東大会で4強に入った健大高崎(群馬)は、2年ぶり6度目のセンバツ出場となる。過去のセンバツ成績は以下の通り。

★2012年
1回戦:〇9対3 天理(奈良)
2回戦:〇3対1 神村学園(鹿児島)
準々決勝:〇9対1 鳴門(徳島)
準決勝:●1対3 大阪桐蔭(大阪)

★2015年
1回戦:〇9対1 宇部鴻城(山口)
2回戦:〇3対1 天理(奈良)
準々決勝:●0対1 東海大四(現東海大札幌=北海道)

★2017年
1回戦:〇11対1 札幌第一(北海道)
2回戦:△7対7 福井工大福井(福井)※延長15回引き分け
再試合:〇10対2 福井工大福井
準々決勝:●2対9 秀岳館(熊本)

★2020年=コロナ禍で大会中止

★2021年
1回戦:〇6対2 下関国際(山口)
2回戦:●0対4 天理(奈良)

 初出場は2012年。前年の夏甲子園に初出場を果たすと、翌年のセンバツに初出場した。足を使った攻撃「機動破壊」を武器に、初出場ながら、強豪に勝利してベスト4まで勝ち上がった。主将を務めた長坂 拳弥捕手は、東北福祉大を経て阪神入りした。1番中堅手だった竹内 司外野手は、準決勝までの4試合で4盗塁をマークして「機動破壊」を引っ張った。夏の群馬大会で1試合5盗塁の大会記録も作った。

 2017年の2回戦では福井工大福井と激戦を演じ、延長15回でも決着つかず引き分け再試合となった。9回に1点を勝ち越されたが、2死二、三塁から、二塁走者が投手の二塁へのけん制球を誘い、その間に三塁走者がホームインする「重盗」が成功。まさに「機動破壊」を発動させて起死回生の同点劇につなげた。再試合では圧勝したが、のちに巨人などでプレーした山下 航汰内野手が1大会2本目となる満塁弾を放つ活躍を見せた。

 機動力に加えて、長打力アップにも力を注いでいる健大高崎が、今センバツでバージョンアップした姿を見せてくれるに違いない。