
関西OBの上田 剛史さん
春夏合わせて21回の甲子園出場を果たしている岡山県を代表する名門・関西。勝利数も通算22勝を積み重ねている県内有数の実績である。
2014年夏を最後に甲子園から遠ざかっているが、今もなお研鑽を積み重ねている。現在は、頼もしいOBである元ヤクルトの上田 剛史さんも指導にあたっている。
取材日は打撃メインの1日だったが、自身が実際にプレーを見せるなど選手に対してあらゆる方法で指導。なかでも下半身を使った素振りの重要性を説いた。金属バットの影響で、上半身だけで打ってしまう選手がいるため、力を入れて指導しているという。
そのため、関西では練習試合から木製バットの使用を徹底している。秋季大会前からの取り組みということで、あまり聞かないことだが、選手たちからは打撃技術の向上に手ごたえを感じている声が聞こえてきた。
ライバル・創志学園(岡山)に東海大相模(神奈川)で指揮を執っていた門馬監督が就任したことで、この夏は例年以上に注目が集まりそうな岡山県。関西がどんな戦いを見せるか楽しみだ。
関西の特集は、高校野球ドットコムの公式Youtubeチャンネルで配信されている。