
吉村 優聖歩(明徳義塾)
高校野球のイベントは終了し、2022年も終わろうとしている。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
高知では、今年もやはり明徳義塾は強かった。春、夏、秋と県内では負けなしと強さを発揮した。ドラフトで巨人育成3位に指名された左のサイドハンド吉村 優聖歩投手(3年)を中心に活躍が期待された夏だったが、初戦で九州国際大付(福岡)の前に惜しくも初戦敗退となってしまった。馬淵監督はU-18高校日本代表の監督を務め、米国でのワールドカップに出場し銅メダルに導いた。
春8強に進んだ中村が夏準決勝であと1歩というところで決勝進出を逃した。1点リードで9回2死までこぎつけたが高知に逆転サヨナラ負け。それでも過去、部員12人でセンバツに挑み「さわやかイレブン」「24の瞳」と親しまれた公立校の快進撃に、県内のファンは大いに盛り上がった。
高知はセンバツに出場。2回戦敗退となったが、夏も秋も準優勝。8月下旬に行われた選抜大会では優勝を果たすなど、明徳義塾のライバルとして県内では強さを誇った。
▽2022年高知県代表の甲子園成績
★センバツ
高知 2回戦敗退
1回戦〇4-2 東洋大姫路(兵庫)
2回戦●3-6 國學院久我山(東京)
★夏甲子園
明徳義塾 初戦敗退
2回戦●1-2 九州国際大付(福岡)
▽高知県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 明徳義塾
準優勝 高知工
4強 土佐
高知南
8強 高知追手前
中村
高知東工
高知商
【選手権】
優勝 明徳義塾
準優勝 高知
4強 高知中央
中村
8強 梼原
高知商
岡豊
高知工