盛永 智也(國學院栃木)

 2022年の高校野球のイベントが終了して、今年もあと1カ月を切った。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 栃木の夏は歴史が変わった。夏10連覇(独自大会含む)だった王者、作新学院についに土がついた。その牙城を崩したのは國學院栃木だった。準決勝で延長10回、6対5でサヨナラ勝ち。9回3点差をひっくり返されて3対5となった9回裏に同点に追いつく驚異の粘りを見せ、延長10回に主将の平井 悠馬内野手(3年)がサヨナラ本塁打を放って劇的勝利をつかんだ。作新学院の11連覇を阻み、その勢いで夏の甲子園に出場すると、連覇を狙った智辯和歌山(和歌山)に土をつけるなどの活躍を見せた。

 秋季大会では再び作新学院が優勝を収めるなど、絶対的王者の巻き返しもスタートしている。しかし、國學院栃木が風穴を開けて全国で活躍したことで栃木全体のレベルもまた上がっていくに違いない。秋季大会では公立の石橋が4強入りして話題となった。来年も新たな風が吹くかもしれない。

▽2022年栃木県代表の甲子園成績
★センバツ 出場なし
★夏甲子園
 國學院栃木 3回戦敗退
  1回戦〇10-3 日大三島(静岡)
  2回戦〇5-3 智辯和歌山(和歌山)
  3回戦●0-4 九州学院(熊本)

▽栃木県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 作新学院
準優勝 佐野日大
3位 青藍泰斗
4位 栃木工
8強 文星芸大附
   小山
   白鷗大足利
   宇都宮南

【選手権】
優勝 國學院栃木
準優勝 宇都宮南
4強 作新学院
   佐野日大
8強 真岡
   青藍泰斗
   足利大附
   文星芸大附

【秋季】
優勝 作新学院
準優勝 青藍泰斗
4強 佐野日大
   石橋
8強 國學院栃木
   文星芸大附
   上三川
   栃木工

【交流戦】
優勝 國學院栃木
   白鷗大足利
   作新学院
   佐野日大
   栃木工
   青藍泰斗
   足利
   文星芸大附

【1年生大会】
優勝 石橋
準優勝 國學院栃木
4強 栃木
   矢板東・高根沢・さくら清修