九州国際大付が春夏連続甲子園出場で君臨、秋以降は再び混戦状態か<福岡>
九州国際大付・野田 海人
2022年の高校野球のイベントが終了し、12月に入った。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
福岡は九州国際大付の年だった。前年の秋、福岡、九州を制して今年の春のセンバツに出場。8強まで進んだ。夏も激戦福岡を勝ち上がり春夏連続で出場。夏甲子園は3回戦敗退となったが、ドラフトで西武3位指名を受けた野田 海人捕手(3年)を中心とした堅実な守りと、高い攻撃力を誇った野球で福岡に君臨した。
秋は西日本短大附、東福岡、福岡大大濠、飯塚など強豪が上位に名を連ね、戦国福岡らしく主役が入れ替わるかもしれない。
福岡では春と秋に各地区(北九州、福岡中央、福岡、筑後)に分かれて大会を開いているのが特徴で、参加校数は多いが、実戦の舞台は幅広く用意されている。1年生大会も各地区で行われるなど、レベルの底上げを図っている。
1988年からは5年連続で夏の甲子園8強以上の成績を収めていた福岡県代表だが、1992年の西日本短大附の優勝以降は、8強が2度あるだけ。そろそろ福岡代表の飛躍といきたいところだ。
▽2022年福岡県代表の甲子園成績
★センバツ
九州国際大付 8強
1回戦〇3-2 クラーク記念国際(北海道)
2回戦〇4-1 広島広陵(広島)
準々決勝●3-6 浦和学院(埼玉)
★夏甲子園
九州国際大付 3回戦敗退
2回戦〇2-1 明徳義塾(高知)
3回戦●1-2 高松商(香川)
▽福岡県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 西日本短大附
準優勝 小倉工
3位 東海大福岡
4強 折尾愛真
8強 福岡工
筑陽学園
福岡福岡
真颯館
【選手権】
優勝 九州国際大付
準優勝 筑陽学園
4強 飯塚
小倉工
8強 東筑
福岡第一
西日本短大附
育徳館
【秋季】
優勝 西日本短大附
準優勝 東福岡
3位 福岡大大濠
4強 近大福岡
8強 福岡福岡
東海大福岡
飯塚
折尾愛真
【春季各地区大会】
<北九州市内>
優勝 東筑
準優勝 八幡商
<福岡中央>
優勝 東海大福岡
準優勝 鞍手
<福岡>
優勝 筑陽学園
準優勝 福岡大大濠
<筑後>
優勝 大牟田
準優勝 明善
【秋季各地区大会】
<北九州市内>
優勝 真颯館
準優勝 自由ケ丘
<福岡中央>
優勝 飯塚
準優勝 希望が丘
<福岡>
優勝 東福岡
準優勝 沖学園
<筑後>
優勝 西日本短大附
準優勝 祐誠
【各地区1年生大会】
<北九州市内>
優勝 自由ケ丘
準優勝 戸畑
<福岡中央>
優勝 飯塚
準優勝 近大福岡
<福岡>
優勝 修猷館
準優勝 福岡第一
<筑後>
優勝 祐誠
準優勝 大牟田