津嘉山 憲志郎、田村 好誠、中村 和史

 明治神宮大会で大阪桐蔭(近畿・大阪)が連覇し、来年春のセンバツの神宮大会枠が近畿地区となったことで、神戸国際大附(兵庫)のセンバツ出場の可能性が浮上し、注目度が高まり始めている。県大会で準優勝し、近畿大会では大阪桐蔭に敗れたとはいえ、3点差の勝負だったことが大きな要因となっている。

 夏にブレークした1年生右腕・津嘉山 憲志郎投手がクローズアップされる。

 最速147キロの直球が武器の剛腕で、夏の大会からブレークしてきた。本人は夏の大会から活躍したことには驚いたというが、ラダーなどのトレーニングで、入学して10キロほど減量して体が絞れたことで、プレーに切れが生まれてきた。

 特に球質が変わり、勢いだけで抑えてきた入学当初よりも、現在はスピードではなく、切れで空振りが奪えるようになり、ピッチングがワンランク高まったという。

 課題の立ち上がりを打たれて、大阪桐蔭との試合は敗れた。津嘉山自身も反省し、春先に向けて課題にしながら、更なる成長を目指している。24年のドラフト戦線を動かす逸材の今後も注目だ。

 さらにエースを背負った中村 和史投手(2年)の活躍も見逃せない。
 最速142キロを計測する直球を投げ込む速球派右腕。大阪桐蔭との試合はリリーフでの登板だったが、3回を投げて1失点だった。「攻める気持ちで投げた」と長い腕をしなやかに振り切るフォームが特徴的で、全体的には力感のない滑らかな投球モーションという印象を受ける。

 中学時代は京都南山城ボーイズで腕を磨いて神戸国際大附の門をたたき、この秋は持ち味を存分に発揮してエースナンバーをつかんだ。体が細い分、厚みが増してくると、球速のみならず、球威もついてきて面白い投手になる予感がある。トレーニングにも力を注ぐ神戸国際大附の練習を通じて、一皮むけた姿を春以降見られることを期待したい。

 この2人に割って入りそうなのが、高松 成毅投手(2年)である。小柄ながらも全身を使って角度を付けた直球を投げ込む。躍動感あふれるピッチングフォームから、最速145キロを計測する。野手も兼任するなど、ピッチング以外でも高い能力がある。

 このほかにも最速138キロを計測する平石 蓮已投手(2年)、中村 稀人投手(1年)とバリエーション豊富な神戸国際大附の投手陣。センバツ出場の行方のみならず、春以降の仕上がりは追いかけていきたい。

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1 中村 和史投手(2年)
2 森川 侑弥捕手(2年)
3 加門 隼人内野手(2年)
4 柴田 勝成内野手(2年)
5 伊吹 綜太内野手(1年)
6 田村 好誠内野手(2年)
7 津嘉山 憲志郎投手(1年)
8 日置 悠斗外野手(2年)
9 高松 成毅外野手(2年)
10 平石 蓮已投手 (2年)
11 溝部 大地投手(2年)
12 一瀬 蓮捕手(2年)
13 植田 亮生内野手(2年)
14 久保 勇吹外野手(2年)
15 長岡 悠登外野手 (2年)
16 堀川 和資外野手(2年)
17 田村 颯麻内野手(1年)
18 井関 駿翔外野手(1年)
19 川西 晃生捕手(1年)
20 中 銘士外野手(1年)