大黒柱・山田を擁した近江が春夏をリード<滋賀>
優勝旗を受け取る近江の山田陽翔主将
明治神宮大会が終わり、2022年の高校野球のイベントは終了した。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
滋賀県は夏までは近江に始まり、近江に終わった。今ドラフトで西武5位指名を受けた山田 陽翔投手(3年)を中心として投打にわたり強さを誇った。センバツではコロナ感染の影響で出場を辞退した京都国際(京都)に代わって急遽出場となったが、山田の好投と勝負強い打線を武器に準優勝。夏も山田を中心に力をつけて4強まで上り詰めた。
山田は甲子園通算で歴代3位となる115奪三振をマークし、歴代5位に並ぶ11勝もマークと、記録ずくめとなった。
県内では、春と夏に準優勝した立命館守山、同じく4強に入った綾羽の躍進が目立った。新チームの秋は彦根総合が優勝、瀬田工が準優勝と、来年は新たな風が吹くかもしれない。
▽2022年滋賀県代表の甲子園成績
★センバツ
近江 準優勝
1回戦〇6-2 長崎日大(長崎)
2回戦〇7-2 聖光学院(福島)
準々決勝〇6-1 金光大阪(大阪)
準決勝〇5-2 浦和学院(埼玉)
決勝●1-18 大阪桐蔭(大阪)
★夏甲子園
近江 4強
1回戦〇8-2 鳴門(徳島)
2回戦〇8-3 鶴岡東(山形)
3回戦〇7-1 長崎海星(長崎)
準々決勝〇7-6 高松商(香川)
準決勝●2-8 下関国際(山口)
▽滋賀県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 近江
準優勝 立命館守山
3位 綾羽
4強 彦根総合
8強 水口
伊吹
滋賀学園
近江兄弟社
【選手権】
優勝 近江
準優勝 立命館守山
4強 比叡山
綾羽
8強 伊吹
彦根工
彦根東
近江兄弟社
【秋季】
優勝 彦根総合
準優勝 瀬田工
4強 近江兄弟社
水口東
8強 彦根東
滋賀学園
光泉カトリック
水口
【1年生大会】
優勝 滋賀学園
準優勝 近江
4強 瀬田工
八幡商