明治神宮大会が終わり、2022年の高校野球のイベントは終了した。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 今年の高校野球界で大きな話題のひとつに、夏の甲子園における仙台育英(宮城)の優勝が挙げられる。東北地方の悲願でもあった「白河越え」が実現した。過去、何度となく、東北の代表校が挑みながらできなかった春夏通じての初の甲子園でのV。夏甲子園でこれまで東北チームが甲子園決勝の舞台に置いていった悔しさを、仙台育英ナインがすべて振り払った。

 春夏と宮城県を制したのは仙台育英だった。その他、永遠のライバル東北以外には、夏では聖和学園が初の決勝進出。仙台南が初の4強を決めた。また古川学園が春3位、夏4強の成績を残し、日本ウェルネス宮城も春夏ともに8強に入る活躍だった。秋は東北が優勝し、利府柴田石巻工などが上位に顔を並べた。来年もまた新たなドラマを生んでくれそうだ。

 宮城県高野連の取り組みとしては、8月に高校3年生を対象とした「宮城県選抜」を作り、大学選抜チーム(2チーム)との交流戦を行った。試合では2敗という結果に終わったが、ワンランク上の大学野球のレベルの高さを肌で感じ、今後に生かしてもらうという目的は達成した。

 仙台育英は新チームとなっても明治神宮大会でも4強の成績を収めるなど、宮城県、東北のレベルが上がっていることが証明された。来年も宮城県が高校野球界のけん引役となることが期待される。

▽2022年宮城県代表の甲子園成績
★センバツ 出場なし
★夏甲子園
 仙台育英 優勝
  2回戦〇10-0 鳥取商(鳥取)
  3回戦〇5-4 明秀日立(茨城)
  準々決勝〇6-2 愛工大名電(愛知)
  準決勝〇18-4 聖光学院(福島)
  決勝〇8-1 下関国際(山口)

▽宮城県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 仙台育英
準優勝 東北
3位 古川学園
4位 仙台三
8強 東北学院榴ケ岡
   仙台一
   日本ウェルネス宮城
   東陵

【選手権】
優勝 仙台育英
準優勝 聖和学園
4強 仙台南
   古川学園
8強 日本ウェルネス宮城
   東北
   名取北
   東陵

【秋季】
優勝 東北
準優勝 仙台育英
3位 利府
4位 仙台三
8強 石巻工
   柴田
   仙台南
   仙台二

【交流戦】
 宮城県高校選抜1-4仙台六大学選抜
 宮城県高校選抜1-12東北福祉大選抜