埼玉県は県民の日の11月14日に、県営大宮球場を使って彩の国野球フェスティバルを開催している。これはその年の埼玉大会でベスト8に入った学校に協力してもらい、高校球児たちが、県内の中学球児へ野球指導する、世代を越えた交流である。

 県内の野球技術向上のみならず、野球人口減少の歯止めの一環として開かれており、新型コロナウイルスの影響で2019年以来の開催となったが、大いに盛り上がった。

 NPBから指名を受けた浦和学院金田 優太内野手(3年)、花咲徳栄藤田 大清外野手(3年)をはじめ32人の高校生が、200人の中学生を相手に1日みっちり指導。年代の近い憧れの球児たちから指導を受けたことは、大いに勉強になったという中学球児の声が多かった。

 19、20日には初めてとなる地区の交流試合を開催するなど、高校野球の未来のために、あらゆる施策を実施する埼玉県の今後が楽しみだ。

 埼玉県で開催された彩の国野球フェスティバルの模様は、高校野球ドットコムの公式Youtubeチャンネル内で配信されている。

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