終盤に140キロ台連発!10四死球の大阪桐蔭・前田はいかにして復調したのか?
大阪桐蔭・前田 悠伍投手(2年)
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第53回明治神宮野球大会・準決勝、大阪桐蔭(近畿・大阪)vs仙台育英(東北・宮城)の一戦は大阪桐蔭が5対4で勝利を収め、2年連続の決勝進出を決めた。大阪桐蔭のエース・前田 悠伍投手(2年)は161球、4失点完投勝利を挙げた。
6四球、4死球、161球と、コントロール良く、球数少なく終わる前田にとって記憶にないぐらい初めての経験に前田は「なかなか調子が上がらず、どうやって修正して、調子を上げればいいか、ずっと考えていました」と振り返った。
ポイントに挙げたのが足を上げた時のバランス。この試合は中盤まで思うようにいかなかった。夏の大会でも直球が思うように投げられない時に、重心のかけ方や体重移動の仕方を変えて、復活した例がある。これを1イニングごとに修正したというわけだ。
ちょうどハマったのは味方が逆転した直後の7回表。三者凡退に抑えた。直球のスピードにも変化が出ていた。130キロ中盤まで落ち込んだ直球が140キロ台を連発。140キロ以上を10球以上計測し、この試合の最速144キロは8回に記録した。西谷監督もブルペンで投手を準備させていたが、終盤の前田のフォームのバランスなどを見て、続投を決断した。
この復調に須江監督は「100球以上を超えて、マックスを出せる。勝負どころで強いストレートを投げられる前田くんのすごさを感じました」と称えるほどだった。
内容としては悪いかもしれないが、前田の底力を発揮した試合とも言える。
■11月21日の試合