ラマル4番起用で、1年秋の根尾4番起用と被るものが!ラマルは高校球界を代表するスラッガーになれるか
根尾昂、ラマル ギービン ラタナヤケ
10月30日、秋季近畿地区高校野球大会準々決勝で大阪桐蔭(大阪)は彦根総合(滋賀)を破り、準決勝進出を決めた。話題となったのはスリランカ人の1年生スラッガー、ラマル ギービン ラタナヤケ内野手が4番に抜擢されたことだ。
そのラマルは猛打賞を記録したが、根尾 昂投手(中日)が大阪桐蔭時代の1年秋、しかも同じ準々決勝で4番遊撃手に抜擢されたことを思い出した。
しかも、偶然にも和歌山開催の秋季近畿大会。当時の取材で、西谷監督は「大事な試合ですが、彼の物怖じしない性格、積極性にかけて起用しました」と語る。その根尾は4番起用に気合が入っていた。
この試合、バックスクリーン弾を放ち、さらに遊撃手としてもファインプレーを披露し、高校野球ファンを釘付けにした。
今、振り返れば、18年の高校球界スター誕生の序章だったかもしれない。ラマルもこうした試合で、根尾のように結果を残したところに、何かをもっていると思ってしまう。
今後の試合でも活躍を見せ、高校球界屈指のスラッガーへ成長することを期待したい。
(記事:河嶋 宗一)