中日ドラ3の146キロ左腕・森山暁生が指名あいさつ 担当スカウトから称賛の声が続々
野球部グラウンドでボールを掲げる中堅位指名・森山 暁生(阿南光高・投手)
10月20日に東京都内のホテルで開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」において、2年夏には甲子園出場、3年春には大会タイ記録の1試合20奪三振を記録した阿南光3年の左腕・森山 暁生(もりやま・あきお、183センチ84キロ・左投左打)は、中日ドラゴンズが3位指名で入団交渉権を獲得。10月24日(月)には徳島県立阿南光高等学校で指名あいさつが行われた。
笠原 高志校長・髙橋 徳・野球部監督と共に中日ドラゴンズ・松永 幸男スカウト部部長、音 重鎮チーフスカウト、野本 圭・中四国地区担当スカウトを出迎える際には、さすがに緊張の表情を隠せなかった森山。
ただ、20分ほどの挨拶を終え夏の徳島大会後も複数回練習を視察してきた野本スカウトから「昨年の甲子園で179球を投げた身体の強さや、エースとしての自覚もある。2年時の力投型から3年時にはコントロールよく投げ分けられるようにもなって、成長を感じている」と最大級の評価を聞くと、徐々に引き締まった表情に。
報道陣から今後の抱負を聞かれると「2年の時と3年の時を融合すればレベルアップできると思っていきたい。下半身や柔軟性を磨いて唯一無二のストレートを投げられるようにして、スケールの大きな投手になりたい」と意気込んでいる。
夏の徳島大会初戦敗退後(鳴門渦潮に0対1)も次ステージを見据えてトレーニングを続けてきた森山。「野球のまち阿南」の光射す場所で育った大型左腕は、最速146キロのストレートと共にナックルカーブなど多彩な変化球の軸となっているフォーク系ツーシームの参考にしている大野 雄大投手(京都外大西出身)のような竜の本格左腕として、バンテリンドームのマウンドを目指す。
(記事=寺下 友徳)