来春の第95回選抜高校野球大会の運営委員会が27日に開かれ、出場校数、大会日程、51人の選考委員(新委員10人)の委嘱などが承認された。

 出場校数は記念大会ということで例年より4校多い36校。

 21世紀枠3校と神宮大会枠1校は例年通りで、今回は増となる4校は全て一般枠に充てられる。

 一般枠は、北海道1、東北3、関東・東京7、東海3、北信越2、近畿6、中国・四国6、九州4。

 関東・東京は、関東5、東京1を基数とし、残り1枠を両地区で比較検討して決める。中国・四国も、中国2、四国3を基数とし、残り1枠を両地区で比較検討する。

 増枠については、2県あたり1枠を最低条件にするという定義が設けられ、東北地区に1枠が与えられた。

 また中止になった2020年を除く過去10大会でベスト4以上に入った回数が枠数より多い地区という定義も設けられ、関東、東海、四国に振り分けられた。なお、東京と近畿は1都府県に1枠以上であるため、今回の増枠対象とはならなかった。

 なお、今回の定義は95回記念大会のみの適用であり、記念大会ではない96回大会以降はセンバツ改革検討委員会で検討が進められ、今後決まる。

 抽選会は3月10日(金)に予定され、開幕は3月18日(土)。

 出場校数増に伴い日程も例年より延び、準々決勝と準決勝翌日の休養日を含めて14日間となる。出場校を決める選考委員会は1月27日(金)に開かれる。

 現在各地で秋季大会が開催されており、9月30日(金)開幕の北海道大会(全道大会)からは地区大会も始まる。

 ただ、センバツ大会は予選を持たないなどの大会理念があらためて示された。秋季大会はあくまでも参考資料という形で、

1、大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの
2、日本学生野球憲章の精神にのっとり、大会理念にふさわしい活動を行っているもの
3、別に定める選考ガイドラインにもとづいて選出する

という選考基準にもとづいて、厳正、公平に選出することがあらためて示されている。

 選考ガイドラインでは、選抜高校野球大会は招待大会であり、勝敗にのみにとらわれず出場にふさわしい学校を選出するといった基本原則のほか、

1、秋季大会の試合結果、試合内容をもとに評価する。その割合は同程度とし、総合的に判断する。

2、試合内容については、投手力、打撃力、守備力、機動力など技術面のみならず、作戦の徹底、創意工夫、粘り強さといった試合運びや、フェアプレー、マナー、きびきび、はつらつとした動きといった野球に取り組む姿勢のほか、戦力のバランスやチームの潜在能力、大会を通しての成長ぶり、チームワークなども評価の対象とする。

3、複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する。

4、秋季大会については、府県大会についても参考とするが、選考委員が視察する地区大会の結果、内容を優先する。

と4つの評価ポイントも示された。

 センバツは招待試合という観点からも、秋季大会の終了時点で「センバツ当確」などと捉えられないような工夫した報道や高校側の受け取り方も求められる。

 出場は、あくまでも1月27日の選考委員会で決定されるので、それまでは内定でも決定でもないということをあらためて求められる秋から冬となりそうだ。