まさに21年の高校生No.1投手の投球!阪神ドラ1・森木大智が6回3失点の力投!
高校時代の森木大智(高知)
8月28日、阪神ドラフト1位の森木 大智投手(高知高出身)が中日戦でプロ初先発した。
6回3失点の力投も敗戦投手となったが、それでも大きなインパクトを与えた。
本当に高卒1年目かと思わせる投球だった。常時140キロ後半(最速154キロ)を計測した直球にはかなりの強さがある。しかもストライク先行ができる。さらにスライダー、カーブ、カットボール、フォークボールといった変化球の精度も高い。高卒1年目の投手はボール先行の投球になりがちだが、自分優位に投球を組み立てられるところは非凡だといえる。
課題はセットポジションになった時の投球だろう。2回から5回までは三者凡退だったため、自分のフォームで投げられたが、走者を背負いピンチを迎えての投球となった6回は、コントロール、球威も落ちていた。次回以降は、走者を背負って投げる場面で、いかに我慢して抑えることができるか。それをクリアすれば、プロ初勝利を手にできるに違いない。
2021年では世代No.1投手と言われた森木が、それに相応しい投球を見せてくれた。これからも快投を期待したい。