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第104回 全国高等学校野球選手権大会

 8月6日、第104回全国高校野球選手権大会が開幕する。5日に大会本部の会見で、開会式の形式が変更となり、各チームの主将のみの入場行進になったが、選手宣誓は3日の抽選会で決まった横浜高(神奈川)の主将・玉城 陽希捕手(3年)が行うことに変わりはない。

 小学生の時は横浜DeNAベイスターズジュニアに選出。中学では神奈川の強豪・中本牧シニアで腕を磨き、U-15代表にも選出。名門・横浜高では「試合を読めるし、いい声かけができる。勝負強い打撃もできるので、なくてはならない存在です」ということで下級生から主力選手として出場。2021年の夏は初戦・広島新庄戦で7番一塁のスタメンで甲子園デビュー。結果は2試合通じて6打数1安打という結果だった。

 現チームでは4番に座るものの、大きな当たりは打たない。単打で後続に繋ぎ、時には状況に応じた右方向への打撃を見せる。捕手としては、素早い握り替えからの二塁送球が1.9秒台をたたき出す強肩を持つ。投手陣のリードはもちろん、野手への気配りも忘れない。横浜高の野球を象徴するような選手で、1人の野球選手としても素晴らしい実績を残しているが、指揮官が評価するのは選手としての器の大きさだ。それはこの言葉にも凝縮されている。

 「今年は玉城中心のチームですので、玉城が欠けたらチームになりません」

 神奈川大会決勝戦の終了後、指揮官・村田監督が発したコメントだ。この言葉からも村田監督からの信頼は絶大であることが分かる。さらに「玉城が監督みたいなもので、対等に話ができる関係で絶大なる信頼がある」というほどだ。

 新チーム発足時は、夏の甲子園でフェンスに激突した影響もあり、3か月間は病院通いでプレーができずに玉城は出遅れた。それでもチームに合流すると、我の強いチームの主将として、時には厳しく接し、結束力あるチームにまとめ上げた。もちろん言動だけではなく、プレーでも横浜高の主将としての「手本」となった。村田監督が指導する「細かく、泥臭く、そしてがむしゃらにプレーし、自分を犠牲にする野球」を体現してチームを引っ張ってきた。

 玉城には主将として心掛けていることがある。
 「先頭に立つものとして、自分がどれだけ主将としてしっかりできるか。1人の男として堂々としていられるのか。くよくよしている選手では主将は務まらないと思っています」

 高校野球界の名門にして、大所帯・横浜高の主将であれば、プレッシャーは他の学校の比でないことは想像できる。それでもやり抜ける人としての器の大きさがあるから、指揮官もチームメイトも全幅の信頼を置いて付いていくのだろう。

 選手宣誓ではどんな言葉を紡いで選手宣誓をするのか。玉城 陽希が堂々と、そして夏の甲子園の幕開けにふさわしい選手宣誓をしてくれることを期待したい。