【動画】開幕戦に登場する千葉の県立校に逸材が 回転数2200の好投手に注目
23日、第104回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が行われ、各校の初戦が決まった。大会は7月9日に[stadium]ZOZOマリンスタジアム[/stadium]で開催される開会式を皮切りに、県内各地で試合が行われることになっているが、9日の開会式直後に予定されている開幕戦に登場するのは、四街道である。
四街道といえば、2021年の夏には4回戦まで勝ち上がると、秋季県大会では当時、春夏連続で甲子園に出場して大きな注目が集まっていた強豪・専大松戸から勝利を挙げたことで脚光を浴びた県立校である。
その勝利に大きく貢献したのが、鶴岡 汰一投手(3年)である。
専大松戸戦では、3回途中からマウンドに上がり、強力打線を相手に、2失点にまとめる好投で勝利へ導いた。
専大松戸戦ではスライダーを交ぜた投球が効果的だったが、鶴岡の最大の武器は伸びのある真っすぐだ。取材時は最速135キロと、ずば抜けているわけではないが、回転数は最高2200回転を計測するとのことだった。
身長170センチと小柄ではあるものの、ワインドアップから動き出し、左足を高々と上げた勢いで、フォームに躍動感を与える本格派投手。縦回転のフォームで投げているので、回転数のみならず、回転効率も優れた伸びる真っすぐになっていると同時に、スライダーの切れもよく、コンビネーションとして相性の良い。フォームの特徴をしっかりと理解して、それを生かした投球ができているといっていい。
楽天・則本昂大投手(八幡商出身)を彷彿とさせるところがあるが、[stadium]ZOZOマリンスタジアム[/stadium]のマウンドであり、しかも開幕戦で好投するとなれば、注目度は一気に高まるはずだ。9日の千葉東戦に注目したい。
鶴岡のみならず、気になる注目選手たちがまとめられた特集は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネルで配信されている。