News

大阪桐蔭の主力選手や山田 陽翔など…センバツ出場を果たした西日本のボーイズ出身野手たち

2022.05.19

大阪桐蔭の主力選手や山田 陽翔など...センバツ出場を果たした西日本のボーイズ出身野手たち | 高校野球ドットコム
内海 優太、星子 天真、山田 陽翔

 昨年秋からの公式戦27連勝で春季大阪府大会を制した大阪桐蔭は、センバツでも投打ともに安定した力を発揮して優勝を飾った。大阪桐蔭の逸材だけでなく、センバツ大会では多くのボーイズ出身者が活躍を見せた。

 西日本に活動拠点を置いているボーイズを卒業し、今年のセンバツで活躍を見せた逸材たちを一挙に紹介したい。

松尾 汐恩捕手(3年=京田辺ボーイズー大阪桐蔭
 高校から捕手を始めたにもかかわらず、昨年のセンバツ後から正捕手の座をつかむ。昨秋の公式戦では、15試合で5本塁打、打率は.583をマーク。センバツでは打っては準決勝、決勝でホームランを放ち、守備の要としても大阪桐蔭投手陣を巧みにリード。チームの優勝に攻守にわたって貢献した。

星子 天真内野手(3年=熊本泗水ボーイズー大阪桐蔭
 大阪桐蔭の主将を務める。キレのいい守備とコンパクトでシャープな打撃を見せる。センバツでは主に7番と下位打線を任されていたが、打率は.375、準々決勝では右中間にホームランも放った。大阪桐蔭3度目の春夏連覇へ、主将としてチームを牽引する。

伊藤 櫂人内野手(3年=西濃ボーイズー大阪桐蔭
 中学時代は日本代表に選ばれ、世界大会でMVPも獲得した右の好打者。センバツでは主にトップバッターを務めた。センバツでは史上初となる1イニング2本塁打を記録するなど長打力を発揮した。

前田 悠伍投手(2年=湖北ボーイズ ー大阪桐蔭
 2年生BIG4の一角。昨夏まではボールボーイだったが、昨秋にブレークした。最速145キロを誇る左腕で昨秋の公式戦防御率は0.78と安定感は抜群だ。センバツでは準々決勝に先発し、甲子園初登板ながら6回1安打無失点、12奪三振の好投を見せた。

内藤 大翔内野手(3年=生駒ボーイズー天理
 父は元Jリーガーの内藤就行さん。天理(奈良)不動の4番打者で、昨秋の公式戦では8試合で打率.433、2本塁打、10打点の好成績を残した。センバツでは初戦で一時同点となる適時打を放つなど勝負強さを見せるも、チームは星稜(石川)相手に延長戦の末、初戦敗退を喫した。夏にはさらなる活躍を期待したい。

大橋 大翔捕手(3年=湖北ボーイズー近江
 近江センバツ準優勝の立役者。捕手としては、エースの山田陽翔投手(3年)を好リード。打者としては、初戦の長崎日大戦、1点を追う9回2死一、二塁から同点適時打を放ち、準決勝(対浦和学院)では延長11回にサヨナラホームランを放つなど、勝負強さが目立った。

山田 陽翔投手(3年=大津瀬田ボーイズー近江
 近江の主将でエースで4番。まさしくチームの中心にいる。センバツでは1回戦から4試合連続完投。チームの決勝進出に大きく貢献した。決勝戦は左足のコンディションの影響で満足なパフォーマンスが発揮できなかったが、今大会を通じて能力の高さが光った。

内海 優太外野手(3年=広島北ボーイズー広島広陵)
 恵まれた体格を持つ左の好打者。昨秋の明治神宮大会ではホームランを放つなど、長打力も兼ね備える。センバツでは初戦の敦賀気比(福井)戦で3安打、2回戦ではチームは敗れたものの安打を放ち、技術の高さを見せつけた。

尾﨑 悠斗遊撃手(3年=糸島ボーイズー九州国際大付
 中学時代は日本代表にも選ばれた。センバツでは堅い守備でチームを支えた。打撃では目立った活躍はなかったが、夏には打撃でも活躍を見せたい。

(文:編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!