5月4日、5日の2日間に広澤克実杯 全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会が都内で開催された。各地区で構成された選抜メンバーたちが優勝を目指しながら、日本代表の選考も行われた。

 コルトの部は九州選抜、ポニーの部は関東選抜がそれぞれ優勝を飾った。今大会の最大の特徴ともいえるのが、打者には木製バットの使用を大会ルールとして設けられたことだ。

 出場選手たちは大会側が各チーム2本ずつ準備した木製バットを使って試合に挑んだ。木製バットを使うことで、正しい打撃技術を覚えてもらいたいというのが背景にあるようで、「折れても構わないから、縮こまらずに大きくスイングをしてほしい」との声も聞こえてきた。選手たちも普段の金属バットとの違いに手応えを感じている。

 「少しでも芯を外すと弱い打球になりますので、ポイントを前にしてゴロを転がすイメージで打ちました。金属の方が飛ぶので、この感覚でしっかり振ればヒットにできると思います」(関東選抜・石橋絢斗)

 「ここで木製バットを経験したことは、金属バットに戻ったときにプラスになると思います」(北海道選抜・佐藤海真)

 指導者からも木製バットに関して話を聞くと、「芯で捉えるようなちゃんとした打撃が覚えられると思います」と前向きに考えている声もあった。

 年齢に応じた球数制限、スマートピッチも取り入れるなど、常に選手ファーストで新たな取り組みが進められるポニーリーグ。そんなポニーからどんな選手が誕生するのか楽しみだ。

 木製バットが使用された広澤克実杯 全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会の模様がまとめられたダイジェスト映像は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネル内で配信されている。

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