初の東京ドーム決戦は福井工大福井に軍配 延長タイブレークで女子高校野球の日本一に輝く
歓喜の輪を作る福井工大福井ナイン
4月3日、第23回全国高等学校女子硬式野球選抜大会presented by POCARI SWEATは決勝戦が行われ、福井工大福井が優勝を飾り、歓喜の輪を作った。
女子高校野球初となる東京ドームでの決勝戦は、2019年以来3年ぶり3度目の決勝進出を果たした神戸弘陵(兵庫)。対するは選抜決勝進出が初となった福井工大福井(福井)。春の日本一を目指す試合は、一歩も譲らぬ投手戦になった。
試合は両チーム無得点のままで迎えた4回、先攻の福井工大福井がこの回の先頭である2番・小林 愛海の四球からチャンスを作り、5番・児玉 椛姫の一打で先制。膠着した投手戦を動かした。
リードをもらった福井工大福井の先発・吉森 みひろは、100キロ中盤から110キロ前後の真っすぐに、80キロ後半から90キロ台の変化球を低めに集める丁寧な投球を見せていたが、神戸弘陵も黙っていない。
6回、3番・正代 絢子の三塁打で無死三塁の同点のチャンス。ここで4番・島田 羽菜の犠牲フライで同点に追いついた。
一歩も譲らぬ試合は延長でも決着がつかずに、10回より大会規定によりタイブレークに突入する。先攻の福井工大福井は、一死二、三塁から内野ゴロの間に1点を追加。これが決勝点。
神戸弘陵の攻撃を0点に抑えて見事優勝。福井工大福井は初優勝を飾った。