参加辞退となった京都国際 バッテリー軸に夏の甲子園に戻れるか
京都国際・森下瑠大
18日から開幕するセンバツに出場する予定だった京都国際が参加辞退をすることが17日の会見で発表された。
14日に実施された新型コロナウイルスのPCR検査で陽性者が見つかったことを皮切りに、その後も陽性者が発覚したことで、参加辞退を申し出ることになった。今回の事態に際して、京都国際の朴慶洙(パク・キョンス)校長が報道陣に向けてコメントを発表した。
今回の決断について、「これまで一心に野球に打ち込んできた子供たちのことを思うと、下したくない決断ではありました」と苦渋の判断だったことを明かす。そのうえで選手たちの健康を第一に判断して、参加辞退を選択したという。
今後に対しては、「すみやかな子供たちの回復のための処置や、また辞退により肩を落とす子供たちの心のケアに努めていきたいと思っております」と心身のケアを大事にしていく姿勢を示した。
今年の京都国際は森下瑠大投手(3年)と平野順大投手(3年)のWエースを柱に、辻井 心捕手(3年)のバッテリーが光るチームで、2021年の秋の近畿大会ではベスト8まで勝ち上がった。
昨年夏甲子園4強から短い準備期間でチームを仕上げ、今センバツでも優勝候補に挙げられるチーム力を持ち合わせていた。
朴校長は最後に「今回は本当に残念なことになりましたが、しっかりと治療と回復に専念し、また大好きな野球に打ち込む子供たちを、どうぞ応援してあげてください」とコメント。また対戦するはずだった長崎日大の平山監督も「また前を向いてやってくれるようになればいいなと思う」とコメントした。
このエールを力に変えて、是非夏の甲子園の出場を勝ち取り、センバツで見せられなかった分のパフォーマンスをいかんなく発揮してほしいと強く願う。
トーナメント表
・浦和学院、敦賀気比などが属するブロック
・大阪桐蔭、花巻東などが属するブロック
・ベスト8以上の組み合わせ
大会特集
・第94回センバツ大会概要
・第94回センバツ出場校一覧
・BIG4特集
・第94回センバツ注目選手【投手】
・第94回センバツ注目選手【野手】
・インタビュー記事一覧
・コラム記事一覧
・2021年秋の大会 上位進出校一覧
・出場校に在籍する日本代表経験者