【動画】創部72年目で秋季県大会初V オリックス元監督の母校・社が取り組む改革の数々
報徳学園や神戸国際大附といった強豪私学だけではなく、明石商や東播磨といった公立校にも力のあるチームが揃う兵庫県で、2021年の秋に優勝を飾ったのが社だ。
オリックス元監督で、ロッテの森脇 浩司・1軍ヘッド兼内野守備走塁コーチをはじめ、阪神・近本光司外野手や楽天・辰己涼介外野手などのプロ選手が巣立った強豪校。現在の地位を確立したのは、指揮官・山本巧監督が組織力の強化に着手したことが大きい。
体育会系文化の負の要素を取り除く「脱体育」、兵庫では唯一無二の「心理的環境づくり」を目指してチーム改革に取り組んでいき、精密機器の導入など練習方法に創意工夫を凝らした。加えて、各選手が脳の機能としくみを理解し、その性質を自ら操ることでメンタルを高め、野球のパフォーマンスアップにつなげられるようなトレーニングも実施した。
心技体で選手とチームを鍛え上げて、創部72年目で初めて秋季県大会を制することに繋がった。春の大会は追われる立場となるが、どういった野球を見せてくれるのか非常に楽しみだ。
そんなチームの取り組みなどがまとめられた動画は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネルで配信されている。