ドラフト候補にも名前が挙がる興南の強打の捕手、夏に向けて春からエンジン全開
盛島 稜大(興南)
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沖縄に将来が期待できる大型捕手がいる。3日、第150回九州地区高校野球沖縄大会の抽選が行われるが、興南の4番、盛島 稜大捕手(3年)の夏に向けてグレードアップした姿が期待される。昨年秋は沖縄で優勝したが、九州大会で準優勝した鹿児島大島(鹿児島)に敗戦。今センバツの道を断たれ、最後の夏に高校生活のすべてをぶつけるつもりだ。
185センチ、95キロ。恵まれた体格を生かしたパワフルな打撃と、大柄を感じさせない身のこなしで、二塁へのスローイングも2秒を切る。昨年秋の沖縄大会決勝では4安打7打点をマークし、九州大会初戦(対日章学園=宮崎)では、初回の先制適時打に加えて、勝負を決める追加点となるソロアーチを放って見せた。力で引っ張る打撃だけでなく、右方向へも長打が打てるほどに成長したというスラッガーが、この冬を越えてどこまで成長しているか。
興南には「トルネード2世」もいる。2年生左腕、平山 航多投手は昨年秋の九州大会初戦で日章学園打線を完封。強力打線をわずか5安打に抑えての快投だった。興南の左腕エースとして春夏連覇に大きく貢献した島袋 洋奨氏(元ソフトバンク)が興南コーチに就任。左腕としての大先輩から指導を受けた平山も大きく成長している。昨年秋は腰痛で出場できなかったエース右腕・生盛亜 勇太投手(3年)が復活すれば、チームとしての総合力は九州の頂点が狙えるほどといってもいい。盛島がこの両腕をうまくリードして勝ち上がっていく姿が想像できる。
早くも今年の秋のドラフト候補として、盛島の評価が高まっている。近年、高校生の大型捕手が台頭し、プロのニーズも高まっている。盛島にとって、今春季大会は自分の成長度をアピールする最高の舞台。沖縄だけでなく、九州の頂点まで駆け上がって捕手としての地位を一気に上げる。
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