森下祐樹(米子東)

 2022年第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する32校が決定し、3月4日に組み合わせ抽選が行われる。

 1924(大正13)年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。

 今回は鳥取。今センバツ出場はなし。昨年秋の県大会で優勝した鳥取商、準優勝の倉吉総合産、3位の米子西が中国大会に出場したが、米子西倉吉総合産は初戦敗退。鳥取商も1勝だけに終わっていた。

過去、鳥取でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。

<鳥取センバツ出場回数上位ランキング>
1位 米子東  9回
2位 倉吉北  4回
2位 鳥取西  4回
4位 鳥取城北 3回
5位 倉吉東  2回
5位     2回

 鳥取県勢のセンバツ初出場は、第4回(1927年)大会の鳥取一中(現・鳥取西)。県内出場回数トップの米子東は米子中だった第12回(1935年)大会に初出場し、ここまで9回出場している。ここまで21世紀枠での出場はない。

 センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。
1位 米子東  8勝(準優勝1回、4強1回、8強1回)
2位 倉吉北  5勝(4強1回、8強1回)
3位 鳥取西  2勝
3位 倉吉東  2勝


 鳥取県勢のセンバツ初勝利は、第10回(1933年)大会の鳥取一中。長崎商(長崎)との打撃戦を制して9対7で勝利している。鳥取県勢の最高成績は2回目の出場だった米子東が第32回(1960年)大会で残した準優勝。

第32回大会=米子東
2回戦:2-1 大宮(埼玉)
準々決勝:4-2 松阪商(三重)
準決勝:2-0 秋田商(秋田)
決勝:1-2 高松商(香川)

 鳥取県勢では戦後初の出場となった米子東がエース宮本 洋二郎投手を中心に守りの野球で勝ち上がった。高松商にサヨナラ本塁打を許して優勝は逃したが、これが山陰勢唯一のセンバツ決勝進出となっている。宮本はその後、早稲田大を経て巨人に入団し広島、南海(現ソフトバンク)でもプレー。現役を引退後、広島でスカウトを務め、ツインズの前田 健太投手(PL学園出身)を獲得している。その後は、翌年の米子東と第53回(1981年)大会で倉吉北が準決勝に進んだのが最高となっている。

 

 鳥取県勢のセンバツの通算成績は20勝28敗。都道府県別勝利数ランキングは石川と並んで35位。2000年代に入り、鳥取県勢は延べ5校が出場しているが初戦突破が2回と苦戦している。