【動画】専大松戸から勝利掴んだ135キロ右腕に期待 公立校・四街道の躍進続くか
21日、春季千葉県大会の出場を目指す地区予選の組み合わせが決まり、各校の初戦の相手が決まった。
2021年の秋、専大松戸に勝利したことで大きく話題となった公立校・四街道は4月11日に佐倉東と佐倉の勝者と対戦し、勝てば県大会への出場が決まる。
チームをまとめる主将・高木昭太朗内野手(2年)は「春の大会でシードを取り、夏までに更に進化して甲子園に行きたいと思います」と県大会での上位進出を目標に掲げた。
その目標に向かって今もなお練習をしているが、秋の躍進の裏には指導体制に厚みが増したことがあった。
4月より、トレーニングをメインに指導する大野直樹先生、さらに投手指導を中心に行う古谷健先生が異動で四街道に来たことで、4人態勢で選手へ指導を行えるようになった。
加えて、指揮官の高橋正人監督とタッグを組む望月正彦部長には習志野での指導経験があり、勝ち方を知っている。大野、古谷の両コーチ陣が選手育成を行い、作戦は望月部長と高橋監督で指揮する。こうして整備された四街道で育ってきたのが、鶴岡 汰一投手(2年)だ。
最速135キロ、ラプソードで回転数2200を計測する右腕は、専大松戸戦でもリリーフとして6.1回で2失点の好投。現在は古谷コーチとの指導を受けて、縦回転のフォームを習得に励んでおり、首脳陣から期待を大きく寄せられている。
鶴岡は「その場で映像が確認できたり、細かい指導をしてくださるのでありがたいです」と感謝の思いを口にする。現在の練習環境へ変化したことが、成長につながったと実感している。
このほかにも、成長株だと推す足立 大希内野手(2年)など、実力のある選手が揃っている。秋に見せた四街道旋風を再び見せられるのか。
気になる四街道の練習模様や注目選手、さらに同じ第5地区の公立校・我孫子東を紹介した公立校特集は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネルで配信されている。