News

春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ!

2022.02.20

春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム
森山 暁生(阿南光)

2ページ目にトーナメント表を掲載中!】

 18日の日本高野連理事会において、導入が決まった天候不良などで球審が試合途中で打ち切りを命じた場合、翌日以降に中断試合からの続きを行う「継続試合」。

 3月18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する「第94回選抜高等学校野球大会」以降、全国高等学校野球選手権大会、全国高等学校軟式野球選手権大会での採用が決まった一方で、都道府県大会、地区大会、全国高等学校野球選手権及び全国高等学校軟式野球選手権地方大会については「主催者が大会前に参加校へ周知したうえ で継続試合を採用することができる」(高校野球特別規則<2022版>より)となったことで、各都道府県高等学校野球連盟の対応が注目された。

 そんな中、早速動いたのは徳島県高野連である。日本高野連決定翌日の2月19日、リモート開催した「第75回徳島県高等学校野球春季大会常任理事会・理事会」において「夏の甲子園を見据える上では早く採用して慣れた方がいいし、雨の多い徳島県で継続試合は日程的な部分でも選手の疲労軽減を考えたうえでも効果的」(須崎 一幸・徳島県高野連理事長)として同大会での継続試合導入を決定した。

 さらに須崎理事長は、4月23日、24日、29日の日程で徳島県徳島市のむつみスタジアムと徳島県阿南市のJAアグリあなんスタジアムで開催される「第75回四国地区高等学校野球大会」についても「こちらも継続試合で行います」と導入を明言した。

 一方、香川県高野連も日本高野連の決定を受け、18日に組み合わせ抽選会を行った「令和4年度(第75回)春季四国地区高等学校野球大会」における継続試合導入を決定。電話取材に応じた香川県高野連・福井 博三理事長は「夏を考えた上では、春から照準を合わせる必要がある」と導入の理由を説明した。

 今後、続々と春季大会組み合わせ抽選会が開催される中、徳島県高野連、香川県高野連の動きは周囲への指針となる。各都道府県高野連がどのような判断を下し、継続試合導入の可否を決めるかも「2022年度春の高校野球」の大きなファクターとなりそうだ。

(取材=寺下友徳)

2ページ目にトーナメント表を掲載中!】

■大会の詳細・応援メッセージ
第75回 徳島県高等学校野球春季大会

■3月20日の試合

第75回 徳島県高等学校野球春季大会
1回戦 阿南高専    10  -  0    阿波西・穴吹・城ノ内 徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場) 応援メッセージ
小松島    7  -  3    小松島西 徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場) 応援メッセージ
徳島市立    17  -  6    脇町 徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場) 応援メッセージ


春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム
春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム
春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム
春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム
[page_break:ベスト8以上の組み合わせ]
春季徳島県大会に続き四国大会、香川県大会も「継続試合」採用へ! | 高校野球ドットコム

■大会の詳細・応援メッセージ
第75回 徳島県高等学校野球春季大会

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.22

【仙台六大学】東北高で4番を打った1年生・佐藤玲磨が決めた!東北工業大が“サヨナラ返し”

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!