1月下旬に第94回選抜高校野球大会に出場する32校が決定した。その出場校のOBには現役のNPBやMLBプレーヤーも多くいる。代表校の現役、またOBにはどのような選手がいるのか。地区ごとに確認してみたい。

 四国地区は高知(高知)と鳴門(徳島)の2校が選出された。高知は阪神のドラフト1位ルーキー森木 大智投手をはじめ、公文 克彦投手(西武)、和田 恋外野手(楽天)、木下 拓哉捕手(中日)、榮枝 裕貴捕手(阪神)の合計5人が現役プレーヤーとなる。

 公文は巨人から日本ハムへ移籍した2017年から中継ぎ左腕として活躍。2019年にはキャリアハイとなる61試合に登板するなどチームを支えた。しかし2020年に29試合の登板で防御率7.88と成績を落としてしまう。2021年は10試合に登板し防御率3.68の成績だったが、後半戦開始間際に西武へとトレードされた。西武に移籍後は14試合の登板で防御率0.79と復調の兆しが見えている。今春季キャンプではB班スタートだが、貴重な中継ぎ左腕として開幕1軍からの1軍定着を目指す。

 木下は昨シーズンに123試合に出場し打率.270(352打数95安打)、11本塁打、43打点とキャリアハイの成績を残した。しかし393打席にとどまり規定打席(443打席)には届いていない。今シーズンはチームでは2012年の谷繁元信以来となる規定打席到達に期待がかかる。

 また、すでに現役を引退している選手では、ミスターロッテとして名球会入りを果たしている有藤 通世(高知高ー近畿大・1968年ロッテ1位)や、ヤクルトで打撃コーチを務めている杉村 繁(高知高・1975年ヤクルト1位)が同校のOBだ。

 鳴門板東 湧梧投手(ソフトバンク)と河野 竜生投手(日本ハム)のふたりが現役のOBだ。同校のOBを振り返ってみると川端 順(鳴門高ー法政大ー東芝・1983年広島1位)や秦 真司(鳴門高ー法政大・1984年ヤクルト2位)、そして潮崎 哲也(鳴門高ー松下電器・1989年1位)と1980年代はプロの世界でも実績を残した選手を輩出していた。

 しかし、その後は低迷。福田 信一(鳴門高ー青森大・1995年ダイエー6位)以降、支配下でドラフト指名されるOBはしばらくいなかった。板東が2018年にソフトバンクから4位指名を受けたのは実に23年ぶりのことだった。

 その翌年には河野が日本ハムから1位指名を受けたが、同校OBでドラフト1位指名から入団に至ったのは川端、潮崎に次いで3人目のこと。大先輩2人に続く成績を残すことができるか注目される。