【秋田】古豪・秋田商の62年前「初出場4強」が最高成績 センバツ出場回数ランキング
高校時代の成田翔（秋田商）
2022年第94回選抜高校野球大会（[stadium]阪神甲子園球場[/stadium]）に出場する32校が決定した。今年の高校野球界がこのセンバツからスタートすることになる。
1924（大正13）年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。
今回は秋田。昨年秋は県大会で優勝した能代松陽と準優勝の大館桂桜が東北大会に出場。ともに初戦を突破したが、2チームとも8強に終わり、今センバツの選出はなし。これで4年連続で代表校なしとなった。
過去、秋田でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。
＜秋田センバツ出場回数上位ランキング＞
（複数回出場校のみ）
1位 秋田商 6回
2位 明桜 5回
秋田 5回
4位 金足農 3回
秋田県勢のセンバツ初出場は第32回（1960年）大会の秋田商。以後、6回の出場で県トップのセンバツ出場回数を誇る。2回以上出場しているのは、秋田商以外では明桜（秋田経大附、秋田経法大附時代を含む）、秋田、金足農。秋田商の主なOBには、ヤクルト石川 雅規投手、ロッテ成田 翔投手がいる。ともに夏甲子園出場の経験はあるが、センバツは出場できなかった。
明桜OBでセンバツ出場経験がある選手としては、「秋田の玉三郎」とまで言われたイケメンの松本 豊投手（元横浜）が秋田経大附時代の第53回（1981年）大会の8強に貢献。第72回（2000年）大会には秋田経法大附のエースとして元ソフトバンク投手の攝津 正氏が出場している。センバツには出場できなかったが、昨年秋のドラフトでは157キロ右腕の風間 球打投手がソフトバンクから1位指名を受けた。
＜秋田21世紀枠出場校と結果＞
2011年 大館鳳鳴
2018年 由利工
※成績未記入は初戦敗退
秋田県勢の21世紀枠は大館鳳鳴と、由利工の2チーム。ともに得点を挙げることができずに完封負けで初戦敗退した。
センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。
1位 秋田商 8勝（4強1回、8強3回）
2位 明桜 2勝（8強1回）
3位 秋田 1勝
3位 大曲工 1勝
3位 金足農 1勝
秋田県勢のセンバツ初勝利は県勢初出場となった第32回（1960年）大会の秋田商。初陣となった2回戦で阿倍野（大阪）に勝利して8強に進むと、準々決勝では慶應義塾（神奈川）に延長11回の激戦の末に勝利。準決勝で米子東（鳥取）に敗れたが、初出場でいきなり4強に進出した。それから62年。未だにこれが秋田県勢のセンバツ最高成績である。
第32回大会＝秋田商
2回戦：5－2 阿倍野（大阪）
準々決勝：2－1 慶応義塾（神奈川）
準決勝：0－2 米子東（鳥取）
秋田県勢のセンバツの通算成績は13勝24敗。都道府県別勝利数ランキングでは青森と並んで40位タイとなっている。
【秋田のセンバツ出場校一覧】
大会 年度 出場校
1回 1924（大13） ―
2回 1925（大14） ―
3回 1926（大15） ―
4回 1927（昭2） ―
5回 1928（昭3） ―
6回 1929（昭4） ―
7回 1930（昭5） ―
8回 1931（昭6） ―
9回 1932（昭7） ―
10回 1933（昭8） ―
11回 1934（昭9） ―
12回 1935（昭10） ―
13回 1936（昭11） ―
14回 1937（昭12） ―
15回 1938（昭13） ―
16回 1939（昭14） ―
17回 1940（昭15） ―
18回 1941（昭16） ―
1942（昭17）戦争のため中止
1943（昭18）戦争のため中止
1944（昭19） 戦争のため中止
1945（昭20） 戦争のため中止
1946（昭21） 戦争のため中止
19回 1947（昭22） ―
20回 1948（昭23） ―
21回 1949（昭24） ―
22回 1950（昭25） ―
23回 1951（昭26） ―
24回 1952（昭27） ―
25回 1953（昭28） ―
26回 1954（昭29） ―
27回 1955（昭30） ―
28回 1956（昭31） ―
29回 1957（昭32） ―
30回 1958（昭33） ―
31回 1959（昭34） ―
32回 1960（昭35） 秋田商
33回 1961（昭36） 秋田商
34回 1962（昭37） ―
35回 1963（昭38） 大曲農
36回 1964（昭39） 秋田工
37回 1965（昭40） 秋田
38回 1966（昭41） ―
39回 1967（昭42） ―
40回 1968（昭43） ―
41回 1969（昭44） ―
42回 1970（昭45） ―
43回 1971（昭46） ―
44回 1972（昭47） ―
45回 1973（昭48） ―
46回 1974（昭49） ―
47回 1975（昭50） ―
48回 1976（昭51） ―
49回 1977（昭52） ―
50回 1978（昭53） ―
51回 1979（昭54） ―
52回 1980（昭55） 秋田商
53回 1981（昭56） 秋田経大附
54回 1982（昭57） ―
55回 1983（昭58） ―
56回 1984（昭59） 金足農
57回 1985（昭60） ―
58回 1986（昭61） 秋田
59回 1987（昭62） ―
60回 1988（昭63） ―
61回 1989（平1） 秋田
62回 1990（平2） 金足農
秋田経法大附
63回 1991（平3） ―
64回 1992（平4） ―
65回 1993（平5） 秋田経法大附
66回 1994（平6） 秋田
67回 1995（平7） ―
68回 1996（平8） 秋田
69回 1997（平9） ―
70回 1998（平10） ―
71回 1999（平11） 金足農
72回 2000（平12） 秋田経法大附
73回 2001（平13） ―
74回 2002（平14） 秋田経法大附
75回 2003（平15） ―
76回 2004（平16） 秋田商★
77回 2005（平17） ―
78回 2006（平18） 秋田商
79回 2007（平19） ―
80回 2008（平20） ―
81回 2009（平21） ―
82回 2010（平22） 秋田商
83回 2011（平23） 大館鳳鳴☆
84回 2012（平24） ―
85回 2013（平25） ―
86回 2014（平26） ―
87回 2015（平27） 大曲工
88回 2016（平28） ―
89回 2017（平29） ―
90回 2018（平30） 由利工☆
91回 2019（平31） ―
92回 2020（令2） ―
93回 2021（令3） ―
94回 2022（令4） ―
（2020年は開催中止。☆は21世紀枠、★は希望枠）
