第94回選抜高校野球大会(阪神甲子園球場)に出場する32校が決定した。今年の高校野球界がこのセンバツからスタートすることになる。

 1924(大正13)年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。

 今回は青森。昨年秋の東北大会に進んだ青森山田八戸工大一は、惜しくもいずれも準決勝で敗れ、センバツ切符に届かなかった。過去、青森でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。

<青森センバツ出場回数上位ランキング>
(複数回出場校のみ)
1位 八戸学院光星 10回
2位 青森山田  2回
2位 弘前工    2回

 光星学院時代を含めて10回出場の八戸学院光星が圧倒的出場回数を誇る。第69回(1997年)大会の初出場から数えて、青森県では延べ13チームがセンバツ出場を果たしたが、そのうち10チームが八戸学院光星だった。

 青森県勢初のセンバツ出場は、第28回大会(1956年)の八戸で、2勝して4強に入る活躍を見せた。

<青森21世紀枠出場校と結果>
2021年 八戸西

 21世紀枠では昨年センバツに選考された八戸西のみ。21世紀枠同士の対戦となった初戦で、具志川商(沖縄)に3対8で敗退した。

 センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。

1位 八戸学院光星 8勝(準優勝1回)
2位 八戸     2勝(4強1回)
2位 八戸工大一  2勝(8強1回)
4位 三沢     1勝

 青森県勢のセンバツ初勝利は、第28回大会(1956年)初出場4強の八戸。青森県勢としての初陣で寝屋川(大阪)に14対3と圧勝した。

 最高成績は八戸学院光星の準優勝。現校名になる前の光星学院時代の第83回(2011年)大会にチームでセンバツ初勝利をマークすると、翌2012年の第84回大会で決勝に進んだ。阪神にドラフト1位で入団した藤浪 晋太郎投手擁する大阪桐蔭(大阪)に敗れて準優勝に終わった。

 3番・田村 龍弘捕手(現ロッテ)と4番・北條 史也内野手(現阪神)を擁した打撃力のチームが快進撃を続けた。前年の選手権でも準優勝だった悔しさを晴らすために挑んだセンバツだったが、2季連続して優勝目前で青森県勢初優勝の悲願達成を逃した。巨人の坂本 勇人内野手の母校でもある八戸学院光星は、青森県をリードする存在になっている。

第84回大会=光星学院(現八戸学院光星
 1回戦:3-0 北照(北海道)
 2回戦:13-1 近江(滋賀)
 準々決勝:5-2 愛工大名電(愛知)
 準決勝:6-1 関東一(東京)
 決勝:3-7 大阪桐蔭(大阪)

 第41回(1969年)大会では、太田 幸司投手を擁した三沢が出場。太田は初戦で小倉(福岡)相手に2失点完投勝利を挙げている。2回戦では浪商(現・大体大浪商=大阪)と延長15回の激戦を演じ2対4で敗戦。太田の粘投も実らなかった。この年の夏の甲子園で、東北勢初の決勝に進出し、決勝戦では伝説となっている松山商(愛媛)との延長18回引き分け(0-0)からの再試合の大激戦を演じ、優勝できなかったが、歴史にその名を残した。

 青森県勢のセンバツの通算成績は13勝20敗。都道府県別勝利数ランキングでは秋田と並んで40位タイ。2012年に準優勝した八戸学院光星が2014年から3年連続出場して初戦突破は果たしたが、すべて2回戦敗退。その後、青森県勢は初戦を突破できていない。